ニュース

研削加工用 超高速グリース潤滑スピンドルを開発【日本精工】

2016年11月8日

研削加工用 超高速グリース潤滑スピンドルを開発
~グリース潤滑で超高速と省エネ・クリーン環境を実現~


日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山俊弘、以下NSK) は、省エネ・クリーン環境に対応した「研削加工用 超高速グリース潤滑スピンドル」を新たに開発しました。本製品は、研削加工用工作機械向けとして超高速による生産効率の向上と、工場の省エネ・クリーン環境を実現します。

NSKは、本製品を11月17日(木)~11月22日(火)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「日本国際工作機械見本市JIMTOF2016」に出展し、2018年に2億円の売上を目指します。


開発の背景

近年、工作機械用部品や自動車用部品の加工に用いられる研削加工スピンドルは、生産効率を向上するために高速化が求められており、さらに工場では省エネ・クリーン環境への対策が要求されています。この両者を満足するためには、従来オイルエア潤滑で使用していた研削加工スピンドルをグリース潤滑で実現する必要があります。しかし、研削加工スピンドルの超高速域(dmn200×104以上)でグリース潤滑を採用すると寿命が課題でした。

NSKは、グリース封入方法の改善とスピンドル内部構造の最適化により、オイルエア潤滑でしか実現できなかった超高速域(dmn200×104以上)をグリース潤滑で可能とし、さらにグリース潤滑の特長である省エネ・クリーン環境を実現したスピンドルを開発しました。

製品の特長

◆グリース封入潤滑で超高速と省エネ・クリーン環境
グリース封入方法の改善とスピンドル内部構造の最適化により、オイルエア潤滑の領域をグリース潤滑で達成。
グリース封入潤滑の特長である省エネ・クリーン環境を実現。

◆高防水性
大型フリンガーを搭載したことにより、エアシールがなくても高い防水性能を発揮。




プレスリリース記載の情報は報道発表日時点の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。








日本精工株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#日本精工
#加工技術
#2016年11月8日