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GPSの「高度」を高精度化【データ・テック】
2011年12月14日
〜ハイブリッド型自律航法ユニットM12P/Aを発売〜
道路の高度や傾斜データ取得に最適!!
走行中ルートと高度データを計測し、3次元的な走行軌跡を分析することができます。
高度差がバッテリーに大きな影響を与える電気自動車の燃費(電費)解析に力を発揮します。
㈱データ・テック(本社:東京都大田区、代表取締役社長 田野通保)は、携帯電話の電界計測で国内標準となっており高精度な位置計測ができるハイブリッド型自律航法ユニットM12Pシリーズの精度を高め、1m以内の高度計測を実現したM12P/Aを2012年1月より、販売開始いたします。
M12P/Aとは
・ M12PシリーズはGPS、加速度センサ、ジャイロセンサを内蔵し、速度や旋回を加速度センサやジャイロセンサで計測し、GPSが受信できなかった時でも、位置情報が取得できるハイブリッド型自律航法ユニットです。
・ また、加速、減速、旋回などの車の挙動も10Hz(1秒間に10回)で計測することができます。
・ M12P/Aは、従来に比べて高精度な高度計測を実現したユニットです。
・ トンネルなどGPSが取得できない場所でも、位置計測が可能になります。
M12P/Aの特長
・ GPS衛星から信号を受信できないトンネルやマルチパスや位置飛びの発生する場所でも、加速度
センサ、ジャイロセンサの自律航法演算とのハイブリッド処理により車両位置を算出し、またGPSと高度計を用いたハイブリッド処理により高度を正確に算出します。
『長野県茅野市地域での実験データ』(標高の確認できる地域での結果)
結果:高度精度は1m以内の結果になりました。
M12Pシリーズの導入実績
(1) 国内主要通信キャリア
携帯電話電界計測の国内標準になっており、各通信キャリアの電界計測車両に搭載されています。
(2) ドイツ内務省
ドイツ内務省の放射能検出プローブカーに採用されています。
(3) 海外地図メーカー
海外地図メーカーの地図検証用の位置計測装置に採用されています。
(4) その他
車メーカーや研究機関での計測装置の位置計測に利用されています。
仕様
● 出力フォーマット : NMEAフォーマット
● データ出力周期 : 10Hz
● 出力データ : 日付、時刻、緯度、経度、方位、速度、高度(標高m)
● 高度データ精度 : ±1m(特定条件下)
※GPSの取得環境によっては精度が低下することもあります。
● サイズ : 110(W)x140(D)x30(H)mm
● 供給電源 : 12V~24V
製品名
販売価格
398,000円
販売目標
2012年度 2,000台
販売開始日
2012年1月 発売
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