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レース用電動パワーステアリングの取り組み【KYB】

2016年9月20日

レース用電動パワーステアリング(EPS)の取り組み
~ル・マン24Hrレース LMPクラス採用率72%~


1.レース市場への参入
当社は1994年より全日本ツーリングカー選手権車両向けを皮切りに、2001年にはル・マン24Hrレースを走行する車両向けに電動パワーステアリング(EPS)の供給を開始しました。近年は車両
の高速化に伴い、軽量化・耐振性はもとより、高出力化が求められているため、当社独自設計のモータとECUを開発し、2013年より最新型標準型コラムEPSをレース市場にリリースしております。


2.採用実績
当社製レース用EPSは、世界中のモータースポーツカテゴリーの車両に搭載されています。世界三大耐久レースの一つ、ル・マン24Hrレースでは、2016年度全出場車シェア45%。その中でもトップカテゴリーのLe Mans Prototype(LMP)クラスに至っては72%(23/32台)のシェアを占めています。ル・マンと共に世界三大耐久レースの一つであるデイトナ24Hrレースでも、Prototypeクラスで88%のシェアを占めており、世界的に活躍しています。FIA(国際自動車連盟)主催のWorld Rally Cross(WRX)参加車両への供給も始まり、国内のSuper-GT、Super-Formluaに加え、新たなレースカテゴリーにも搭載されています。


最新型標準型コラムEPS


当社製レース用EPSが搭載されている主なレースカテゴリー


3.今後の取り組み
2016年は無人EVレース「ROBORACE」車両へのEPSの供給を開始しました。このような革新的な技術開発にも積極的に参画し、高機能、高付加価値の製品を開発し、KYBブランド力を高めていきます。



問合せ先  KYB㈱ 経営企画本部 広報部 TEL 03-3435-3552





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