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高星、岡山大会でシーズン3勝目を挙げる【日産自動車】
2016年9月11日
高星、岡山大会でシーズン3勝目を挙げる
全日本F3選手権第13~14戦 レースレポート
9月10~11日 岡山国際サーキット(岡山県)
全日本F3選手権の第13~14戦が岡山国際サーキットで開催され、高星明誠が第14戦でポールトゥウィンを飾り、シーズン3勝目を挙げました。
SUPER GT第5戦でのクラッシュの影響で、年間エントリーしている千代は今大会も大事をとって欠場となり、高星が再び参戦することになりました。高星は、第13戦の予選で2位を獲得し、第14戦のスターティンググリッドを決める予選ではポールポジションを獲得。2戦ともに優勝に向けて好位置を得ました。一方のマーデンボローは第13戦の予選が5位、第14戦に向けた予選ではマシントラブルに見舞われアタックが出来ず、最後尾グリッドとなりました。
第13戦決勝レースは10日(土)の昼過ぎにスタート。2番グリッドの高星はスタートに狙いを定めますが、上位陣がそれぞれ好スタートを切ったことでポジションは上げられず、2番手でレースを進めていくことになりました。スタートから数周はトップを走るマシンのペースが良く、高星は一時2秒以上の差をつけられてしまいますが、5周を過ぎた頃から両者のペースが逆転し、高星はじわじわと差を埋めていきました。14周目には0.4秒差まで迫り、チェッカーまで残り2周のところで一気にトップのマシンに並びかけましたが、相手に逃げ切られ逆転は叶わず、2位表彰台獲得となりました。5番スタートのマーデンボローはスタートで1つポジションを上げて4位でゴール。表彰台には届かなかったものの、終始3番手のマシンと接近戦を展開し、予選を挽回すべく攻めの走りを見せました。
第14戦は、ポールシッターの高星が見事なスタートダッシュを決めると、レース中盤からは2番手以降にペースの違いを見せつけ、毎周後続との差を広げていきました。ファステストラップも記録し完全優勝となった高星は、選手権ポイントを12ポイント加算し、シリーズ4位に浮上しました。
前日の予選でトラブルに見舞われ、最後尾からのスタートとなったマーデンボローは、ポジションを取り戻すべくスタートから積極的な走りを展開。F3-Nクラスの車両をスタートから1コーナーまでに抜き去ると、2周目には9位に浮上しました。4周目には8位に上がり、ポイント獲得まであと2つというところまで迫りましたが、前半の猛プッシュでタイヤの消耗が激しく、その後は順位を上げることができませんでした。それでも、終盤まで前のマシンより速いラップタイムを記録するなど最後まで差を詰めてゴール。この週末での獲得ポイントは3ポイントにとどまりましたが、依然としてランキングトップを維持しています。
ヤン・マーデンボロー(第13戦4位/第14戦8位)
「この週末は残念な結果となりました。決勝レースでのマシンの調子は悪くなかったのですが、すべては予選が上手くいかなかったことに尽きます。どちらのレースでもスタートを上手く決めることに集中し、ポジションを上げることができましたが、レース中は前の選手に近づくとマシンのバランスが乱れてしまうので、近づいては離れての繰り返しになってしまいました。次が今シーズンのF3最後の大会になりますが、いい形で締めくくれるように頑張りたいと思います」
高星明誠(第13戦2位/第14戦優勝)
「当初の予定ではシリーズ序盤の2大会の実のスポット参戦でしたが、このような形で再びF3を戦うことになりました。前戦のもてぎ大会ではいい結果を残せていなかったので、今回は挽回するよう、しっかり準備も整えてきました。予選で速さを見せることを一つの課題にしていましたが、ポールポジションという形で結果を出せましたし、最後のレースで優勝できたのも良かったです」
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