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モトクロス競技専用車「CRF450R」をフルモデルチェンジ、エンデューロモデル「CRF450RX」を新たに設定、発売【本田技研工業】
2016年8月11日
モトクロス競技専用車「CRF450R」をフルモデルチェンジするとともに、
エンデューロモデル「CRF450RX」を新たに設定し、2017年型モデルとして発売
Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:神子柴 寿昭)は、現地時間2016年8月11日(木)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:神子柴 寿昭)は、モトクロス競技専用車「CRF450R」のフルモデルチェンジと、このCRF450Rをベースに新開発したエンデューロモデル「CRF450RX」を発表しました。
新型CRF450Rは、モトクロス競技において勝敗に大きく影響する「ホールショットの獲得」を目指して、マシンのトータルパフォーマンスを向上させました。吸排気効率と出力特性をさらに向上させた新設計のユニカムエンジンを搭載するとともに、ディメンションを見直した新設計のフレームや、衝撃吸収性と操縦安定性を高めた前・後サスペンションを採用。さらに、新開発のセルモーターとバッテリーをオプション設定とし、扱いやすさの向上にも取り組みました。
=CRF450R 2017年型モデルの主な特長=
● エンジン
Honda独創のメカニズムで、実績のあるユニカムバルブトレインを採用した水冷・4ストローク・4バルブエンジンを新設計し、充填効率と燃焼効率を高めることで、トルクと出力の向上を実現しています。さらに、カムプロフィールを変更するとともに、インテーク側には新たにフィンガーロッカーアームを追加することでバルブのリフト量をアップし、ほぼ全域でのトルクと出力が向上しました。また、バルブアングルをより狭角にレイアウトし、ピストン頭部の形状を見直すことで、燃焼効率の向上を図り、トルクと出力アップを実現。圧縮比も従来モデルの12.5から13.5に変更しています。
● 車体・足回り
新設計のフレームは、ディメンションを一新し、フロントアップを抑えてリアの分担荷重を増やすことで、トラクション性能の向上を実現。車体はホイールベースのショート化を図り、コンパクトな設計としています。
足回りについても見直しを行い、フロントサスペンションにバージョンアップしたSHOWA製のコイルスプリングを採用。リアサスペンションは搭載位置を低くし、センターにレイアウトすることで、走行時の安定感を向上させました。さらに、スイングアームの軽量化と短縮化により、バネ下重量を軽減し、軽快性とトラクション性能の向上に寄与しています。
● スタイリング
トータルパフォーマンスを向上させたマシンにふさわしい、シャープで無駄のないスタイリッシュな外観としています。また、ライディング時によりスムーズな動きができるよう、各部の凹凸をより低減したスムーズ・サーフェスデザインとしています。なお、グラフィックデカールは摩擦や高圧洗車による剥がれを防ぐ、インサートフィルムグラフィックを新たに採用。車体色には、Hondaモトクロスマシン伝統のエクストリームレッドを採用し、一目でHondaのモトクロスマシンと分かる存在感のあるスタイリングとしています。
● その他の装備
新開発のセルモーターとバッテリーをオプション設定し、始動時の扱いやすさの向上を実現しています。
=CRF450RX 2017年型モデルの主な特長=
多岐に渡る条件でのオフロード走行を想定し、CRF450Rをベースに装備や各部のセッティングを変更しました。
・セルモーターと付随するバッテリーを装備
・フューエルタンクは、8.5L容量の樹脂製を採用
・サイドスタンドを装備
・タイヤは、フロントに21インチを、リアには18インチのダンロップ製を採用
・フロントとリアサスペンションのセッティングを最適化
・イグニッションタイミング(モード設定)の変更
・エンジンハンガーの剛性を変更
なお、この「CRF450R」・「CRF450RX」は、2016年内の日本国内発売を計画しています。
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