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ENDLESS・ADVAN・GT-Rが優勝、GT-Rが開幕3連勝【日産自動車】

2016年6月12日

ENDLESS・ADVAN・GT-Rが優勝、GT-Rが開幕3連勝
スーパー耐久シリーズ第3戦 レースレポート


6月11~12日 鈴鹿サーキット(三重県)
スーパー耐久シリーズの第3戦となるSUZUKA“S耐“サバイバルが、三重県の鈴鹿サーキットで4時間レースとして開催され、ST-Xクラスに出場した#3「ENDLESS・ADVAN・GT-R」(YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝)が終盤の逆転で今季初優勝。3位にも#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)がゴールし、Nissan GT-R NISMO GT3が開幕3連勝を果たしました。



シリーズ第3戦には60台が参加して11日(土)に公式予選が行われ、ST-X全車を含む23台が決勝レースへ出走することになりました。残ったST-2~5クラスの37台の車両で100分間のレース、セカンドチャンス100が行われ、勝ち残った22台が出走できるという形態が採用されました。A、Bドライバーの合算タイムにより開幕連勝の#24 GT-Rがポールポジションを獲得。2位に#5「Mach MAKERS GT NET GT-R」(白井剛/星野一樹/藤波清斗) 、3位に#3 GT-Rとなり開幕戦以来の表彰台独占に期待がかかりました。またST-3クラスでは3台のフェアレディZがすべて、決勝への出走を決めました。

12日(日)は朝から弱い雨が降ったり止んだりの天候。気温も23℃前後と涼しい日となりました。15時20分、雨がポツポツと降るなか4時間の決勝レースがスタート。序盤は#24 GT-Rの平峰と#3 GT-Rの山内がトップ争いを演じてスタンドを沸かせました。20周を過ぎたあたりから雨の量が増え、各車ピットインしてレインタイヤに交換。中盤の37周目には#89 フェラーリがトップを奪いましたが、ピットロードでの速度違反がありドライブスルーのペナルティを受ける間に、#3 GT-Rの峰尾がトップを奪還しました。

レースも2/3を過ぎた75周目に#5 GT-Rの藤波が#89フェラーリを捕らえ2位に浮上。藤波はさらに88周でトップの#3 GT-Rが3回目のピットインを済ませるとその背後に迫り、93周目のスプーンカーブで3回順位を入れ替えてついにトップに立ちました。しかし4時間レースの残り10分を切った98周目のバックストレートでガス欠のためにストップし、目の前の今季初優勝を逃す結果になりました。これで再びトップに立った#3 GT-Rの山内が薄暗くなったなか101周を走りトップチェッカー。今季初優勝を飾り、GT-Rの開幕3連勝を決めました。

また2位を走行していた#24 GT-Rの藤井は、タイヤ無交換のために思うようにペースを上げられない走りとなり終盤の96周目に#89フェラーリに順位を譲りましたが、3位でゴールしてポイントリーダーを手堅く守りました。なおST-3クラスでは、#14「岡部自動車KYOSHIN195Z34」(小松一臣/安宅光徳/杉林健一)が2位でゴールし2戦連続の表彰台を獲得しました。

峰尾恭輔(#3 ENDLESS・ADVAN・GT-R/決勝優勝)
「GT-Rでは初めての雨のレースとなり、セッティングに悩み詰め切れていませんでした。そのため思うようなグリップが得られず厳しい状況でしたが、みんながノーミスで諦めることなく走り、運にも助けられ何とか勝つことができました。今回勝てなかったらプロとして恥ずかしいと思って臨んだレースですし、予選3位から苦労して勝てたのでうれしいです」

藤井誠暢(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R/決勝3位)
「最後のピットインで僕に交代するときはタイヤを交換しなかったのですが、リアタイヤは既に内側のブロックがないような状態で振動も出ていましたし、コースにとどまるのが精一杯でした。手堅いレースでポイントリーダーを守れましたから良かったと思います」


<第3戦 ST-Xクラス>

<第3戦 ST-3クラス>








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