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中型路線バス『エルガミオ』をポスト新長期排出ガス規制に適合させ発売【いすゞ自動車】
2011年11月21日
いすゞ自動車㈱(社長:細井 行、以下いすゞ)は、中型路線バス『エルガミオ』を改良し、平成22年排出ガス規制(ポスト新長期規制)に適合させ本日11月21日より発売します。
今回発売する『エルガミオ』では、開発コンセプトである『See Technology(シー テクノロジー)』に基づき、安全技術(Safety)、経済技術(Economy)、環境技術(Environment)の3つの基本性能を柱に、燃費性能、環境性能を高い次元で両立させ、路線バスに求められるニーズの実現を図りました。
環境性能
・ エンジンを従来の6HK1 エンジン(7.8 リッター)から4HK1 エンジン(5.2 リッター)へとダウンサイジングを追求することで軽量化と環境性能を両立させました。4HK1 エンジンは2 ステージターボ、超高圧コモンレール等を採用することにより、燃焼効率を向上させつつエンジン本体の排出ガス性能を大幅に向上させており、DPD※1のみでポスト新長期排出ガス規制に適合しています。
経済性能
・ 4HK1 エンジンの2 ステージターボは全域でターボ効果を高め低燃費ゾーンを大幅に拡大することで燃費向上に貢献します。
・ ECON モード※2をMT 車に標準設定しました。無駄な加速を抑制し、省燃費運転をよりサポートします。
・ 全車に発進時、エアコンの出力制御(クーラーのコンプレッサの作動容量を一時的に抑制)を行うことで、エンジンへの負荷を低減し動力性能と低燃費を両立させました。
安全性能
・ ABS の全車標準化をはじめ、ワンステップバスの前ステップ形状と後部床形状の見直しを行い、安全性を向上しました。
その他
・ 新型メーター内に、マルチインフォメーションディスプレイを標準装備し、燃費、排出ガス後処理装置などの各種メンテナンス情報に切り換えることで、車両の状態をよりきめ細かく把握することが可能となりました。
・ シックハウス症候群の一因であるVOC(揮発性有機化合物)の室内濃度をさらに改善しました。
※1 DPD ディーゼル・パティキュレート・ディフューザー、排気ガス浄化装置
※2 ECON モード 「エコノモード」低燃費走行システム
<目標販売台数>
200台/年
エルガミオ 東京地区希望小売価格
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