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「e-NV200」を福岡県がモニター活用【日産自動車】
2016年3月8日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は8日、福岡県に対し、電気自動車(EV)「e-NV200」一台を3年間無償で貸与したと発表しました。
福岡県では、「クリーンであること」、「多量の電気が供給できること」、「静粛性が高いこと」といったこのクルマの特長を最大限活かし、大気中のアスベスト濃度や工場から出る排出ガスの調査、中間処理施設跡の地下水採取に使用するポンプの電源等、様々な用途で活用して、走行データや調査に係る電気の消費状況をモニターした結果を日産に報告していただくこととしています。
また、福岡県は県庁舎に急速充電器を設置し、同日より運用を開始しています。電気自動車の活用と充電インフラの整備により、福岡県内におけるさらなる電気自動車の普及が期待されます。
納車式は、福岡県庁における急速充電器の運用開始に係るオープニングセレモニーと併せて、同日、福岡県庁において、福岡県の小川洋知事、日産の専務執行役員の川口均らが出席して盛大に執り行われました。
日産は昨年9月に、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案された自治体に対して、「e-NV200」を3年間無償貸与し、同車を実際に活用して頂く取り組みを行うことを発表し、昨年末より順次貸与を始めています。
「e-NV200」は、多目的商用バン「NV200 バネット」をベースに、e-パワートレインを組み合わせることで、室内の広さや多用途性とEVならではの滑らかな加速性と静粛性を兼ね備えたモデルで、バンだけでなく5人乗り/7人乗りのワゴンタイプも設定しています。また、「e-NV200」は、最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能となり、走る蓄電池としてさまざまな場面で役立てることができます。
日産は、ゼロ・エミッション領域におけるリーダーとして、EVの開発、販売を行うだけでなく、EVを普及させ、持続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な取り組みを行っています。今後も地域の特性を活かした様々な活用事例を全国に水平展開することにより、電気自動車の更なる普及に取り組んでまいります。
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