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モデルチェンジ型津波救命艇 第1号艇受注【IHI】

2016年2月24日

㈱IHI(所在地:東京都江東区,社長:斎藤保,以下IHI)は,中部電力㈱(所在地:愛知県名古屋市,社長:勝野哲)からモデルチェンジ型津波救命艇1艇を受注いたしました。引き渡しは2016年3月末,中部電力尾鷲三田火力発電所(三重県尾鷲市)に据付けられる予定です。
尾鷲三田火力発電所は尾鷲湾に面しており,南海トラフ巨大地震の際に中部電力の火力発電所の中で唯一津波による被害が想定される事業場であり,今回受注した津波救命艇は,公海上に位置する揚油桟橋での燃料荷役に従事される方々の安全避難措置の一つとして導入されるものです。

このたび受注したものはIHIが昨年11月に開発したモデルチェンジ型津波救命艇の初号機です。従来の津波救命艇の特徴を生かしつつ,安全性の強化と海上避難生活への配慮を最大限に追求し,新規開発した津波救命艇専用のシートベルトと乗員のプライバシーを確保できるよう新設したユティリティルームがモデルチェンジ型津波救命艇の主な特徴となります。

IHIは,2013年に津波救命艇の初号艇を納入してからこれまで,避難困難者に安全安心を提供できるよう開発・改良に懸命に取り組んでおります。その姿勢が評価され,今回の受注につながったと考えます。

IHIグループは,津波救命艇のみならず,気候変動対策に対応した製品・サービスを多数提供しており,これからも社会基盤・エネルギー基盤を支える企業として,災害支援事業をより一層推進していきます。


<納入予定モデルチェンジ型津波救命艇の仕様>


参考資料 : 試作艇(IHI横浜事業所内にて撮影)








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