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インターネットが車を進化 : ラスベガスにてダイナミックeHorizonをデモンストレーション【コンチネンタル・オートモーティブ】

2015年12月21日

インターネットが車を進化 : コンチネンタル、ラスベガスにて
ダイナミックeHorizonをデモンストレーション


*本プレスリリースは、現地時間2015年12月15日に、米国・ミシガン州アーバンヒルズで発表した内容の参考訳です。 
万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。


コンチネンタルのeHorizonが車両の効率と安全性を高める
CES会期に合わせ、ダイナミックeHorizonのデモンストレーションをラスベガスの公道で実施

道路状態を事前に把握しておくことが、インテリジェントで安全性と効率性の高い車両には重要です。このような考えの下、国際的テクノロジー企業コンチネンタルではeHorizon技術開発を進めており、CES会期(2016年1月6~ 9日、ネバダ州ラスベガス)に合わせデモンストレーションを開催し、eHorizonの最新世代であるダイナミックeHorizonの2つの使用事例を紹介する予定です。このデモではクラウドから送られるデータによって事前に道路状態を予測し、燃費と車両の安全性の向上に貢献します。これらのデモはいずれもラスベガスの公道で実施されます。



2012年から市販車両に採用されている静的eHorizonでは車両内に保存された固定地図のデータを使用しており、これにより燃費が向上することがわかりました。(平均約3%)このように実証済みのプロジェクトに基づき、コンチネンタルではeHorizonの開発をさらに進め、2つのクラウド(cloudとcrowd)インテリジェンスを使用し、最新かつ正確な情報を提供することで、ダイナミックeHorizon バックエンドを強化しました。速度制限、信号、工事地点、路上の障害物など、車線ごとのダイナミックなデータを取り込み、車載電子機器で直接利用したり、さらにドライバーに知らせることもできます。



「CESではダイナミックeHorizonによってドライブトレインが強化され、実際の運転時に隠れた危険をドライバーに警告できる様子をお見せしたいと考えています。インターネット技術がクリーンで安全な車両を実現します。」このように述べるのは、インテリア部門でイノベーション、システム開発、ストラテジーを統括するラルフ・レニンガー(Ralf Lenninger)です。


コネクテッド・エネルギー・マネジメント機能により、eHorizonが48V エコドライブの高効率化に貢献

コンチネンタルは、静的eHorizonを搭載したマイルドハイブリッド48Vエコドライブシステムが燃費向上に貢献することをすでに実証しており、次のステップとして、ドライブトレインを直接ダイナミックeHorizonのバックエンドに接続し、交通状態やルート上のその他のイベントなどアクティブな情報を活用してエネルギー管理機能を高めています。



「48Vシステムをクラウドに接続することで、燃費向上の大きな可能性が生まれました。交通状態と信号のつなぎや様々な速度制限など、ダイナミックなデータに基づき、車両より先にイベントを予測することでエネルギー管理を調節できます。エンジンを切って惰行運転し、回生ブレーキを最適に組み合わせることで、効率的な運転方法が可能になります」と、パワートレイン部門でテクノロジー&イノベーションを統括するオリバー・マイヴァルド(Dr. Oliver Maiwald)は述べています。「このようなコネクテッド・エネルギー・マネジメントによって、燃費がさらに3~4%向上します」。

コネクテッド・エネルギー・マネジメントを使用したダイナミックeHorizonによる燃費効率を実際にご覧いただくため、ラスベガスの公道でリアルタイムの信号データを使ってデモンストレーションを行います。


ダイナミックeHorizonにより「曲がり角の先」の状況を予測し、交通事故数低減に貢献
「予測運転で安全性が高まります。これはドライバーが教習所で習う基本です。しかし、まがり角の直後で起こっている事故など、人の眼や車両センサーでは十分予測できない場合もあります」と、レニンガーは述べます。「コンチネンタルのダイナミックeHorizonにより、ドライバーは他の車両で収集した情報を使用し、曲がり角の先の状況を把握して警告し、ドライバー自身がそのような状況を検知する前にあらかじめ知らせることが可能となります。」

コンチネンタルのブラインド・カーブ・ワーニング機能のデモ車両は、クラウドとスワームインテリジェンス(群知能)に基づくリアルタイムデータを活用し、路上の状況を事前に十分把握し、早期に通知することで、一層の安心と安全が実現できます。ドライバーにとって危険な車両や障害物がある場合、ドライバーや環境センサーが問題を認識するよりかなり前に、視覚的な警告が表示されます。これによってドライバーは「死角になるような」曲がり角や上り坂でも、十分余裕を持って、情報に基づくスムーズな運転ができます。








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