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NXPと同済大学、上海インテリジェント/コネクテッド・ビークル・デモ・プログラムで協力【NXPセミコンダクターズN.V.】
2015年12月1日
NXPと同済大学、上海インテリジェント/
コネクテッド・ビークル・デモ・プログラムで協力
V2X技術により、上海の交通事故と大気汚染を低減
セキュアなコネクテッド・カー・ソリューションで世界をリードするNXPセミコンダクターズN.V.は、成果を収めている上海インテリジェント/コネクテッド・ビークル・デモ・プログラムを通じた、上海の同済大学との提携の継続を発表しました。この提携の継続は、エネルギー効率の高いファミリー・カー・タイプのソーラー・カー「STELLA LUX」の中国でのデビューを記念した共同セレモニーで発表されました。
10月に発表された上海インテリジェント/コネクテッド・ビークル・デモ・プログラムは、「Made in China 2025」計画の一環として実施される46のパイロット・プログラムの1つで、2019年までに最大2万台のスマート・コネクテッド・ビークルの生産を目標としています。同済大学はこのプログラムのための車両通信ネットワーク・グループをリードしており、NXPはV2X(車車間、人車間、路車間)通信ソリューションの提供でキー・パートナーとしての役割を果たしています。
この協力プログラムは、昨年のNXP同済大学ジョイント・ラボの設立に続く、重要なマイルストーンとなります。このジョイント・ラボはNXPの技術的能力と市場での経験に基づくソリューションを活用し、中国市場向けにカスタム化したコネクテッド・カー・ソリューションの開発に注力しています。
NXP ChinaのCEOのZheng Liは「上海インテリジェント/コネクテッド・ビークル・デモ・プログラムをサポートすることを大変光栄に思います。セキュアなコネクテッド・カーは自動車交通の未来です」と述べ、さらに「NXPは成果を収めてきた革新的でグローバルなプログラムを中国のパートナーと共同で推進することで大きな役割を果たしており、中国の車載市場向けに最適な安全ソリューションを実現し、中国のインテリジェント交通システムの開発をサポートしています。V2X技術は将来、中国で数千の人命を救うことが可能になります」と語りました。
同済大学のJiang Bo副学長は「NXPはコネクテッド・ビークル技術のパイオニアです。NXPと私たちのパートナーシップが、この技術の実用化に向けた大きな進歩をもたらしていることをうれしく思います」と述べ、さらに「同済大学はV2Xインフラ分野で長期間にわたって積極的な取り組みを行っており、NXPと密接に協力し、中国向けに一層カスタム化したソリューションを提供できることに大きな期待を抱いています」と語りました。
また、中国のTelematics Industry Application Alliance(TIAA)のPang Chunlin事務局長は「NXPは真にグローバルな能力を持ち、イノベーションをリードしている企業です」と述べ、さらに「私たちはNXPが今後も中国の産業界、同済大学、自動車部門との提携を深化させ、中国のスマート・カー産業の発展に寄与することを期待しています」と語りました。
都市人口の恒常的な増加に伴い、交通渋滞、汚染、交通事故の増大などの問題が同時に進行します。こうした世界的な問題に対し、最も実現可能性の高いソリューションが、コネクテッド・ビークル技術の向上とインテリジェント交通インフラの整備です。NXPは早くからコネクテッド・カーの可能性に着目し、V2X技術の初期の実地試験の多くに協力してきました。2013年にはすでに初の車載規格対応製品を導入しているほか、RoadLINK™技術により、V2Xエコシステムの開発をリードし続けています。
NXPの量産車用V2X製品は来年、デルファイ・オートモーティブ社のV2Xプラットフォームの一部として、ゼネラル・モーターズの実車に採用されます。NXPは現在、ソフトウェアと、サイバー攻撃、データ改ざん、不正操作からクルマを保護するセキュア・エレメントをV2Xチップセットとして提供しています。
V2X技術について
セキュアなV2Xはクルマの完全自動運転の本格的な普及に極めて重要な意味を持ち、危険な道路状況、予期しない交通渋滞、緊急車両の接近、道路工事など、来るべき危険や障害について、ドライバーの視界に入る前に、あるいは他のADAS(先進運転支援システム)センサが数百メートルの範囲で検知する前に、警告を発し、道路交通の安全性向上と交通の流れの改善を可能にします。米国運輸省の調査によると、セキュアなV2Xの安全機能により、複数の車両が関係する交通事故の80パーセント以上の削減が可能になります。V2X対応車両はまた、インテリジェントな交通表示板から情報を受信すると同時に、交通信号の作動サイクルを自動的に認識できます。
なお、当日本語プレスリリースは、欧州との時差の関係で、本日夕方以降に以下のURLにて公開予定です。
http://www.jp.nxp.com/news/press-releases/2015/11/nxp-tongji-university-collaborate-on-shanghai-intelligent-and-connected-vehicle-demonstration-program.html
このプレスリリースの写真は
http://www.jp.nxp.com/wcm_documents/news/press-releases/2015/nxpowerlite.jpg からダウンロードいただけます。
NXPセミコンダクターズN.V.について
NXPセミコンダクターズN.V.は、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションを可能にするソリューションを創造しています。ハイパフォーマンス・ミックスドシグナル・エレクトロニクスにおける高度な専門知識を活用し、コネクテッド・カー、セキュリティ、携帯/ウェアラブル機器、IoTの4つの分野の技術革新をけん引しています。NXPは世界25か国強でビジネスを展開する半導体企業で、2014年の売上高は56.5億米ドルでした。NXPに関する最新情報はWebサイトhttp://www.jp.nxp.com/(日本語)をご覧ください。
NXPセミコンダクターズジャパン㈱はNXPセミコンダクターズN.V.が開発および製造する車載、ID認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品とスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪に支店、名古屋に営業所があります。
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