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アジア大洋州地域初の四輪テストコースをタイに建設【本田技研工業】

2015年11月9日

Hondaの研究開発子会社である㈱本田技術研究所のタイ現地法人Honda R&D Asia Pacific Co., Ltd.(本社:バンコク、社長:安田浩志)は、現地時間2015年11月9日11時00分(日本時間:13時00分)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

Hondaの研究開発子会社である㈱本田技術研究所のタイ現地法人であるHonda R&D Asia Pacific Co., Ltd.(HRAP)は、アジア大洋州地域における商品開発活動の強化を目的として新たに四輪テストコースの建設を決定し、本日地鎮祭を行いました。地鎮祭には、副首相であるソムキット・チャトゥシピタック氏をはじめとするタイ政府の方々や、在タイ日本大使館大使である佐渡島志郎氏をお招きし、Hondaからは代表取締役会長の池史彦、アジア・大洋州地域本部長の安部典明らが出席しました。

新たな四輪テストコースは、タイ中央部プラチンブリ県に建設され、その80万平方メートルの敷地には、さまざまな路面条件でテストできる走行路が設置される予定です。建設に関する投資額は17億バーツで、稼働開始は2017年を予定しています。テストコースの完成後は、パワートレイン開発を除くほぼすべての車両研究活動がタイにおいて可能になるため、さらに効率の高い開発を実現していきます。

タイの四輪テストコースは、日本以外の地域では米国に次いで2番目、アジア大洋州地域においては初となります。なお、テストコースには二輪用テスト専用路も一部に設置するなどし、Hondaの二輪、および汎用製品のテストにも活用していきます。

タイ政府副首相 ソムキット・チャトゥシピタック氏のコメント
「研究開発活動は高品質で、かつ環境に優しい自動車を生み出すのに重要な役割を果たしています。今回の四輪テストコースの建設は、タイの自動車産業が輸出拠点から競争力ある開発拠点として多様化することを支援していくという、Hondaの意思の表れととらえています。」

Honda代表取締役会長 池史彦のコメント
「Hondaは研究開発活動に重きを置き、これまでも力を注いできました。タイに新たに四輪テストコースをつくることで、この地域のお客様にさらに魅力的でお求めやすい価格の製品を、今までもさらに早く、効率よくお届けできるよう努力していきます。」

アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド取締役社長 安部典明のコメント
「商品の競争力を高めるためには、アジア域内の調達部品やインフラの最大活用が不可欠であり、そのためには現地での研究開発の促進が大変重要です。Hondaは今後も、アジアの技術者が働くタイでの研究開発の強化を通じて、タイやアジア地域内のお客様だけでなく、世界中のお客様に満足いただける製品を作るために全力を尽くしていきます。」


Honda R&D Asia Pacific Co., Ltd.(HRAP)会社概要
社  名 : ホンダアールアンドディアジアパシフィックカンパニー・リミテッド
設  立 : 2005年12月1日
所 在 地 : タイ王国バンコク バンケン区
資 本 金 : 2億バーツ
出資比率 : ㈱本田技術研究所 100%
事業内容 : アジア大洋州向け四輪車の研究開発活動
      現地調達部品開発、商品企画、スタイリング研究、完成車テスト








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