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車載用アプリケーションのUSB 2.0シグナル・インテグリティを改善する、業界初のスタンドアロン・リドライバ製品を発表【日本テキサス・インスツルメンツ】

2015年10月9日

車載インフォテインメント・システムのサイズの縮小、コストや消費電力の削減を可能にする、高速リドライバ製品


日本テキサス・インスツルメンツは、業界初のUSB 2.0リドライバ製品を発表しました。新しい『TUSB211』双方向リドライバ製品はAEC-Q100車載規格の認証取得済で、車載インフォテインメント・システムのUSB信号のインテグリティ改善に役立ちます。この製品は、既存のハブ・ソリューションと比較して40パーセント以上も低い消費電力の他、この種の製品で初めて基板サイズの小型化を可能とするピン配置を備えた小型パッケージや、システム評価の最適化を迅速に行うことができるキャリブレーション機能の内蔵など、様々な特長を提供します。これらの特長によって、ナビゲーション、モバイル・ドッキングや、その他のマルチメディア機能を提供する車載用インフォテインメント・システムの小型化、コストや消費電力の削減に役立ちます。製品の詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/tusb211-pr-jpをご覧ください。
TUSB211のブロック図、リドライバー波形の改善例はこちらからご覧いただけます。


『TUSB211』リドライバ製品の特長と利点
・ 評価作業を簡素化 : 『TUSB211』は既存
 のハブ・ソリューションと異なり、プリント基板パターンの連続性を保つことから、既存の信号経路を乱さずにリドライバの追加が
 可能
・ 超低消費電力 : 『TUSB211』は、動作速度を低下させずに、既存
 のハブ・ソリューションよりも40パーセント低い55mW未満のアクティブ・モード時消費電力を提供し、最大480MbpsのUSB
 データレートに対応可能
・ 小型パッケージ : 『TUSB211』は業界標準のパッケージと比較して60パーセント小型の、1.6mm×1.6mmの12ピンX2QFN
 パッケージで供給し、大型パッケージのハブを不要にすることも可能
・ 各種のUSB 標準規格に完全準拠 : 『TUSB211』は、USB 1.0/1.1、USB 2.0、 USB On-the-Go(OTG)やBattery
 Charging(BC)1.2プロトコルなどの標準規格に完全準拠。また、双方向機能によって、ホストとペリフェラルの区別なく、信号
 品質を双方向に渡って動的に向上


設計の迅速化に役立つ評価ツールとサポート
TIでは、USB 2.0 システム設計の簡素化に役立つ評価モジュール(EVM)を供給しています。TIの1チャネル内蔵LDO『LP5907』を搭載した『TUSB211RPTREVM』は、TI storeや販売特約店から単価(参考価格)199ドルで供給中です。またTI Designsリファレンス・デザイン集から、設計を迅速に開始できるUSB 2.0, USB 3.0 リドライバ・ドングルリファレンス・デザインもダウンロードできます。


価格と供給
現在、『TUSB211』は供給中で、1,000個受注時の単価(参考価格)は1.55ドルでAEC-Q100車載規格の認証を取得している『TUSB211-Q1』は同1.83ドルで供給中です。これらの新しいリドライバ製品は、USB 2.0 ハブ・コントローラ『TUSB4020BI』、USB 2.0スイッチ『TS3USB221A』 やUSB 2.0 ハブ『TUSB40421』をはじめとした、包括的なソリューションの構築に役立つTIの幅広いUSB製品ポートフォリオに追加されます。


TIのUSB リドライバ製品に関する情報
USB 2.0 シグナル・コンディショニングについてのAnalog Wire blog 記事(英文)を参照
車載用アプリケーション向けのアクティブUSBケーブル(英文)のホワイトペーパーをダウンロード
 TIのUSB シグナル・コンディショニング製品ポートフォリオを参照
 TIの車載および輸送向けソリューション・ガイド(英文)を参照


『TUSB211』そのほかの特性表

※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。








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