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新製品「LTC3265」を発売開始【リニアテクノロジー】
2015年8月31日
ポスト・レギュレーション用±50mA LDOを備えた低ノイズのデュアル出力を供給する高電圧昇圧&反転チャージポンプ
リニアテクノロジー㈱は、高度に集積化された高電圧低ノイズ・デュアル出力電源「LTC3265」の販売を開始しました。LTC3265は低プロファイル(0.75mm)3mm x 5mm 18ピンDFNパッケージおよび20ピンTSSOPパッケージで供給され、両方とも裏面サーマル・パッド付きです。EグレードとIグレードの動作接合部温度範囲はパッケージに関係なく-40℃~125℃です。Hグレードは-40℃~150℃で動作し、MPグレードは-55℃~150℃で動作します。各パッケージのEグレードの参考単価は3.80ドルからです。詳細については、www.linear-tech.co.jp/product/LTC3265をご覧ください。
このデバイスは、インダクタなしで、単一の正電圧入力電源(VIN_P)から最大±2・VIN_Pの低ノイズのバイポーラ電源レールを生成します。デバイスには、昇圧倍電圧チャージポンプ、反転チャージポンプおよび2個の低ドロップアウト(LDO)レギュレータが内蔵されています。昇圧チャージポンプの入力範囲は4.5V~16Vと広く、その出力VOUT+から正電圧LDOポスト・レギュレータに給電します。反転チャージポンプの入力範囲はさらに広く(4.5V~32V)、昇圧チャージポンプの入力または出力のどちらにでも接続することができます。負電圧LDOポスト・レギュレータは反転チャージポンプの出力VOUT-から給電されます。LTC3265は、産業用/計装用の低ノイズ・バイアス・ジェネレータ、携帯型医療機器、自動車用インフォテインメント・システムなどの、高電圧入力から低ノイズのバイポーラ電源を必要とする多種のアプリケーションに適しています。
正負のLDOレギュレータはそれぞれ最大50mAの出力電流をソースすることができ、出力ノイズは100μVRMSです。それらの出力電圧は、外付け抵抗分割器を使って独立に±1.2V~±32Vに調整することができ、対称または非対称の出力電源レールを生成します。LTC3265の内蔵チャージポンプは、効率を最高にするための低暗電流Burst Mode®動作またはノイズを最小にするための固定周波数モードのどちらかで動作します。Burst Mode動作では、両方のLDOレギュレータがオンしていて無負荷時のとき、LTC3265の暗電流はわずか135μAです。固定周波数モードでは、デバイスは固定500kHzまたは外付け抵抗を使ってプログラムされた50kHz~500kHzの値で動作します。
他の特長として、少ない外付け部品点数、セラミック・コンデンサによる安定性、起動時の過度の電流を防ぐソフトスタート回路、短絡保護および過熱保護があります。
LTC3265の特長 :
● 昇圧チャージポンプは2・VIN_P (VIN_P の範囲 : 4.5V~16V)を生成
● 反転チャージポンプは-VIN_N (VIN_N の範囲 : 4.5V~32V)を生成
● 最大50mAの低ノイズの正電圧LDOポスト・レギュレータ
● 最大50mAの低ノイズの負電圧LDOポスト・レギュレータ
● 両方のLDOレギュレータがオンした状態のBurst Mode®動作時暗電流 : 135μA
● プログラム可能な発振器周波数 : 50kHz~500kHz
● セラミック・コンデンサで安定
● 短絡/過熱保護
● 低プロファイル3mm × 5mm 18ピンDFN & 熱的に改善された20ピンTSSOPパッケージ
リニアテクノロジーについて
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp
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