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大型路線バスをモデルチェンジして新発売【日野自動車】
2015年8月26日
-ディーゼル車、ハイブリッド車ともに大幅に燃費を向上-
日野自動車㈱ (以下、日野)は大型路線バス「日野ブルーリボンⅡ」と「日野ブルーリボンシティ ハイブリッド」をモデルチェンジし、ディーゼル車を「日野ブルーリボン」として9月1日に、ハイブリッド車を「日野ブルーリボン ハイブリッド」として12月1日に新発売します。
今回のモデルチェンジでは、エンジンの小排気量化とAMT(機械式自動変速機)の採用、また「日野ブルーリボン ハイブリッド」はEV走行も可能な新ハイブリッドシステムを搭載することにより大幅に燃費を向上させました。「日野ブルーリボン」は燃費基準値に対して+13%※1、「日野ブルーリボン ハイブリッド」は+20%の低燃費を達成、これによりエコカー減税の対象※2となります。
今回「日野ブルーリボン」に搭載した4HK1型エンジン、「日野ブルーリボン ハイブリッド」に搭載したA05C型エンジンは、ともに排気量5Lクラスのダウンサイジングエンジンで、小排気量でありながら低回転から高トルクを発揮し、十分な動力性能を確保しながら低燃費を実現しています。また新たに採用した6段AMTは、電子制御による自動変速でエンジンの燃費の良い領域を適切に使用することで燃費を向上させます。
またホイールベースを延長してノンステップエリアを拡大するとともに新型客席シートの採用などにより乗客の利便性、快適性を向上させています。さらに設置の簡単な車いす用スロープや車いす固定装置を採用し、車いすの乗客にも優しいバスとしました。
「日野ブルーリボン ハイブリッド」は、今回新たにエンジンとモーターの間にクラッチを配置することでエネルギー回生効率を向上させるとともに、発進時にはモーターのみによるEV走行※3を可能にしました。また、ハイブリッドシステムの高電圧によって乗客や車外に対して危険を及ぼすことを防止する対策を十分に実施しており、2014年6月以降の新型自動車に適用される「バッテリー式電気自動車に係る協定規則(第100号)」に適合しています。
※1 : 車両総重量14トン超16トン以下のAMT搭載車。車両総重量クラスやトランスミッションによって異なります。
※2 : 「日野ブルーリボン」は+10%の区分に該当し取得税が80%、重量税が75%の減税、「日野ブルーリボン ハイブリッド」
は+15%の区分に該当し取得税・重量税ともに免税となります。
※3 : EV走行時もエンジンはアイドリングで稼働しています。
■ 東京地区希望小売価格(代表車型)
■ 年間販売目標台数
・ 日野ブルーリボンシリーズ全体 600台
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