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トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」に<ジェネスタ>が採用【クラレ】

2015年8月25日

~自由に成形でき、車両の軽量化に貢献する金属のように強いプラスチック~
トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」に<ジェネスタ>が採用

株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)の高機能ポリアミド樹脂<ジェネスタ>が、トヨタ自動車株式会社の燃料電池自動車「MIRAI」に採用されました。当社では今回の採用を受け、自動車分野においても、更なる採用拡大を目指します。

■ <ジェネスタ>について

・世界に先駆けて原料モノマーから自社開発した耐熱性ポリアミド樹脂で、1999年に事業化した当社の独自素材。

・耐熱性、耐薬品性、低吸水性、電気絶縁性などの特長を有し、摩擦にも強い。

・スマートフォンやパソコンの差込口(コネクタ)などの電気・電子用途や、LED反射材用途のほか、車両
 軽量化のニーズが高まる自動車分野でも、冷却系部品や燃料チューブなど金属代替での用途拡大が進んでいる。

  

■ 「MIRAI」への採用について

・燃料電池車は、水素と空気中の酸素の化学反応を利用して電気をつくる発電装置
 「燃料電池スタック」を心臓部に搭載している。

・発電に必要な水素や酸素、また、燃料電池を冷却するための冷却水を供給する
 「スタックマニホールド(トヨタ紡織株式会社製)」と呼ばれる「燃料電池
 スタック」の配管部品に<ジェネスタ>が採用された。

・<ジェネスタ>は、高温高湿下での機械的特性および電気的特性に優れて
 おり、「スタックマニホールド」の軽量・薄型化に貢献した。

  

  

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