2015年8月10日
次世代のクリエイターをLEXUSが育成・支援する国際デザインコンペ
「LEXUS DESIGN AWARD 2016」作品募集開始
―テーマは“Anticipation”(予見)―
LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション、「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の作品募集を本日より開始。同コンペティションは豊かな社会とより良い未来をつくり上げる“DESIGN”と、アイデアを生み出す新進気鋭のクリエイターの育成・支援を目的に、2012年に創設し今回で4回目の募集となる。
「LEXUS DESIGN AWARD 2016」のテーマは、“Anticipation”(予見)。LEXUSは、人々や社会のニーズを先読みすることで商品性やサービス向上を追求し、驚きと感動を創造している。今回、LEXUSが重視する“Anticipation”(予見)をテーマとすることで、次世代を担うクリエイターによる独創的な解釈とLEXUSが求める次世代の革新的デザインの提案を期待している。
「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の入賞12作品は、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2016*のLEXUS会場に展示予定。入賞12作品のうち、4作品の受賞者は世界的クリエイターをメンターとしたセッションを通じ、プロトタイプを制作。受賞者にはプロトタイプ制作費として、最大で300万円が支援される。受賞者は、自身の作品についてのプレゼンテーションをミラノデザインウィーク2016のLEXUS会場で行う。最終審査を経てプロトタイプ4作品の中から、「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の頂点となるグランプリ1作品を決定する。
LEXUS DESIGN AWARD 2015で初代グランプリに輝いたエマヌエル・コルティとイヴァン・パラティの「Sense-Wear」は、ミラノでの展示後、日本・ロシアでのLEXUS関連イベントにて作品展示を行った。同パネル入賞者の阿津侑三は、LEXUS COLLECTIONで自身の作品「INSTAMP」の商品化というチャンスを得て、2015年秋の発売に向けて準備を進めている。また、LEXUS DESIGN AWARD 2014受賞作品「Iris」のセバスチャン・シェラは、その後自身のプロダクトブランドを立ち上げ、今年のミラノデザインウィーク2015において個展を開くなど、過去の受賞者はそれぞれが目覚ましい活躍をしている。
尚、本アワードの応募受付期間は、本日2015年8月10日から10月18日まで。2016年初頭に入賞12作品を発表予定。
*イタリア・ミラノで行われる世界最大のデザインエキシビション。家具メーカーやファッションブランドが独自性をアピールする様々なイベントを開催。ミラノサローネとも呼ばれる。2015年のインスタレーション「LEXUS – A JOURNEY OF THE SENSES」は、公式コンペティション「Milano Design Award Competition」において、「Best Entertaining賞」を受賞するなど高い評価を受けている。
LEXUS DESIGN AWARD 2016 概要
審査員/メンタープロフィール
審査員 :
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パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏/キュレーター 1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。現在、研究開発部門責任者であると同時に、建築、デザイン部門のシニアキュレーター。1995年「現代デザインに見る素材の変容」展覧会がMoMAのキュレーターとしての初監修展。ダボスの世界経済フォーラム(ダボス会議)などの講演や、建築・デザインの国際的コンペの審査員も務めている。デザインが世界的に影響力のあることが深く認識されるまで、その理解を広めることを目標としており、現代デザインに関する幾つかの特別展を主幹している。
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アリック・チェン(Aric Chen)氏/キュレーター 米国出身。香港の西九龍文化地区に新設された映像文化博物館、M+のデザインと建築担当のキュレーターに新任。前職は2011年、2012年度の北京デザインウィークのクリエイティブディレクター。それまでは、ニューヨークでインデペンデントのキュレーター、ライターとして、ニューヨーク・タイムズ、メトロポリス、ファースト・カンパニー、アーキテクチュラル・レコード、PIN-UPなどの新聞・雑誌で活躍してきた。 |
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伊東豊雄(Toyo Ito)氏/建築家 1965年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある。現在進行中のプロジェクトに「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などがある。受賞歴には日本建築学会賞作品賞、ヴェネチア・ビエンナーレ「金獅子賞」、プリツカー建築賞などがある。 |
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バーギット・ローマン(Birgit Lohmann)氏/デザインブーム編集長 ハンブルグ生まれ。工業デザインをフィレンツェで学び、1987年よりミラノを拠点に活動。イタリアを代表する建築家やデザイナーと共にデザイン、製品開発を行う。イタリア司法省や国際的なオークションハウスで働くと共に、世界中の著名大学で工業デザインの講演を行っている。1999年にdesignboomを共同創設し、現在は編集長、教育プログラム代表、エキシビションキュレーターとして活動。 |
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アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn)氏/デザイン評論家 ニューヨーク・タイムズ国際版のデザイン評論家。毎週発信のデザイン・コラムは世界中のメディアで掲載されている。ホワイト・チャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク舞踊団の評議員、チャイセンヘール・ギャラリーの主任評議員。近著はデザインが過去、現在、未来の生活に与える影響についての“Hello World: Where Design Meets Life”(ハーミッシュ・ハミルトン刊)。 |
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福市得雄(Tokuo Fukuichi)/Lexus International President 多摩美術大美術学部卒。1974年トヨタ自動車デザイン部へ入社。デザイン統括部長、トヨタヨーロッパデザインディベロップメント社長を経て、2014年4月よりLexus International Presidentを務める。 |
メンター :
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ネリ・アンド・フー(Lyndon Neri & Rossana Hu)氏/建築家・デザイナー 上海に拠点を置くネリ&フー・デザイン・アンド・リサーチの共同創立者。専門領域を越え、様々な国の多岐に渡るプロジェクトに取り組み、建築に新しい変化を起こしている。プロジェクトのひとつひとつは、独特の文化・社会的コンテクストの問題を抱えている。建築・インテリアデザイン・プランニング・グラフィック商品等のデザインをしていく中で生まれた、“コンテンポラリーな建築の取り組みは、従来の建築の枠を超えている”という気づき。それをもとに、各プロジェクトで異なる文化・社会的課題への理解と、徹底的なリサーチに基づいたデザインを行う。彼らの仕事は、繊細でありながら、材料、フォルムや光のダイナミックなインタラクションに根ざしており、2014年「Wallpaper* Magazine」のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞、2013年には、U.S. インテリア・デザインの殿堂入りを果たした。
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マックス・ラム(Max Lamb)氏/デザイナー 家具・プロダクトデザイナー。その繊細なデザインは、創作に関する幅広い知識と素材へのこだわり、そして作り手としての確かな技術によって生み出される。英国のコーンウォール出身で幼い頃から自然に触れて育ち、そこで育まれた好奇心は、やがてロイヤル・カレッジでのデザイン・プロダクト修士号取得、次いでデザインを実践するワークショップの創設へと繋がる。素材と制作のプロセスには、伝統的な手法を重んじながらも斬新な手法を追求し、その実験的かつ実理にかなった家具・プロダクト創作は、率直かつ明瞭である。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザイン・プロダクトを教える傍ら、世界中の企業や機関に対し、定期的にデザイン・ワークショップを開催している。 |
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エレナ・マンフェルディーニ(Elena Manferdini)氏/デザイナー・建築家 米国カリフォルニアのヴェニスに拠点を置くアトリエ・マンフェルディーニの創業者兼オーナー。ロサンゼルス現代美術館(MOCA)のパビリオンをはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地でデザイン、アート、建築など様々なプロジェクトを手がけており、スワロフスキー、セフォラといった世界的企業とのコラボレーションでも知られている。彼女の作品は、Elle、Vogue、New York Timesなど世界各国のメディアでも取り上げられ注目を集めている。また、自らが委員長を務める南カリフォルニア建築大学で教鞭をとる傍ら、マサチューセッツ工科大学、プリンストン大学、清華大学、バウハウスなど、さまざまな大学でも精力的に講義を行っている。2011年、アメリカアーティスト協会の助成金の対象にもなった。また同年、AlessiのBlossom designでGood Design Awardを受賞。最近では2013年、作品のオリジナリティが認められ、ロサンゼルス市文化課のCOLAフェローシップを与えられた。 |
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スナーキテクチャー(Snarkitecture)氏/アーティスト・建築家 2008年にダニエル・アーシャムとアレックス・ムーストンにより結成された、アート・建築領域において常に新たな挑戦を続けるユニット。二人はニューヨークのクーパー・ユニオン大学在籍時より共にアートと建築の融合に興味を持ち始め、ユニットの初仕事としてDior Hommeのプロジェクトを手掛けた。スナーキテクチャーのユニット名は、ルイス・キャロルの詩“The Hunting of the Snark”に由来する。様々な建築空間プロジェクト・機能的オブジェを発表し続けるスナーキテクチャーは、作品を通して、新たな物に出会う驚きを提供し、想像を超えた空間を生み出している。 |
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