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リアルタイム/HILテスト向けリアルタイムテストソフトウェアのNI VeriStand 2011を発表【日本ナショナルインスツルメンツ】

2011年10月4日

刺激信号プロファイルエディタとINERTIAテストセルアドオンでさらに強化

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は本日、リアルタイムテストソフトウェア「NI VeriStand 2011」の販売を開始いたします。本ソフトウェアは、HIL(hardware-in-the-loop)シミュレータやテストセルなどのリアルタイムテストおよびシミュレーションアプリケーションを作成するためのプログラミング不要なソフトウェア環境の最新バージョンです。直感的なオープンソフトウェアインタフェースによって、システムの柔軟性が向上し、テストシステム開発時間を短縮させることができます。この最新バージョンに含まれているリアルタイム刺激信号プロファイルツールは、ルーピング/ブランチング構造、構成可能な数論的関数、マルチタスクなどを使用して、確定的なテスト実行機能を大幅に拡張します。また、NI VeriStand 2011にWineman Technology, IncのアドオンINERTIA™を組み合わせることによって、動力計やサーボ油圧のテストセルの閉ループ制御を最適化できます。

ナショナルインスツルメンツのHIL/リアルタイムテストプラットフォーム部門マネージャであるIan Fountain氏は、次のように述べています。
「NI VeriStand 2011は、テストエンジニアの柔軟性と効率性を大きく向上させます。複雑化が進む電気機械制御システムに対応していくためには、こうした側面が大変重要です。リアルタイムテストプロファイルの作成とテストセルの自動化という大きなメリットにより、市販製品を使用した1つのソリューションで現在と将来の要件を両方満たすようなリアルタイムテストシステムを作成することができます。」

NI VeriStand 2011の新しい刺激信号プロファイルツールを使用すれば、高度なテストプロファイルをすばやく作成・再利用することができるため、テストシステム開発の効率とシステムの性能を向上させることができます。また、このツールに搭載されたストラクチャと演算子のライブラリはとても充実しているため、テストシステム開発時間が大幅に短縮され、テスト範囲を拡大することができます。マルチタスクやデータロギングなどの一般的なテストルーチンのテンプレートも付属しており、テスト範囲を拡大する機能や、最も要件の厳しいリアルタイムテストアプリケーションでのコードの再利用を簡易化する機能も搭載されています。

また、NI VeriStand 2011用のアドオンソフトウェアである、Wineman TechnologyのINERTIAアドオンは、動力計やサーボ油圧のテストセルのアプリケーションに適したソフトウェアの機能性を拡張します。INERTIAをNI VeriStand 2011と組み合わせることにより、リアルタイム制御/テストアプリケーションを迅速かつ効率良く実装するために便利なバンプレスモード切り替え、ディザリングなどの機能を使用して、高度な閉ループ制御ができるようになります。また、このアドオンには、制御ループの調整/監視ツールや、振幅制御による機械の寿命低下の原因究明を行うツールも含まれています。さらに、INERTIAはNI VeriStandの新しい刺激信号プロファイルエディタをベースにして、アプリケーションに特化したテストエディタを提供します。これにより、複数のアクチュエータ制御ループとやり取りする確定的な刺激信号プロファイルのオーサリングがより効率的になります。

さらに、NI VeriStand 2011では、対応するモデリング環境の数が14に増えました。こうした機能がNI VeriStand 2011の新機能と組み合わさることで、リアルタイムテストアプリケーションの効率性と性能を向上させます。

無料評価版のダウンロードを含む、NI VeriStand 2011の詳細については、次のURLをご覧ください。
www.ni.com/veristand/ja

価格(税別)

NI VeriStand 2011」リアルタイムテストおよびシミュレーションソフトウェア : 27万円から

*価格は事前の通知なく変更される場合があります。ご了承ください。



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