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Audi向けにヘッドアップディスプレイを納入開始【日本精機】
2015年7月17日
日本精機グループ、Audi向けにヘッドアップディスプレイを納入開始
日本精機㈱(本社:新潟県長岡市、社長:高田 博俊)の連結子会社で、欧州において四輪、二輪車用計器等の販売を手掛ける「Nippon Seiki (Europe)B.V.」が2015年2月より「Audi AG」向けにヘッドアップディスプレイの納入を開始しました。
当社グループのAudi向けの取引としては、自動車用メーターでは1990年頃から納入実績がございますが、ヘッドアップディスプレイでは今回が初めてとなります。今回、納入を開始したヘッドアップディスプレイは、スロバキアのフォルクスワーゲン工場で生産されるAudiの大型SUVである新型「Q7」に搭載されます。その後、Audiの他車種へ順次搭載される予定です。
ヘッドアップディスプレイは、ドライバーが前方視線のまま、フロントガラスに映し出された車速や警告、ナビゲーション表示などのさまざまな情報を、より早く確実に確認できるシステムであり、安心と安全運転をサポートするシステムとして急速に普及しています。
Q7に搭載されるヘッドアップディスプレイは車両のフロントガラスに投影するウィンドシールドタイプのヘッドアップディスプレイで、TFT液晶を搭載し、表示色はフルカラーで運転者の視点からおよそ2~3mの距離に表示されます。また、光源には高輝度LEDを採用し、表示画像が見えにくくなる明るい太陽光の下でも鮮明な画像表示を実現するとともに、当社の長年培った光学技術により表示画像の歪みを解消しています。
生産拠点についても能力拡大を進め、2013年より国内では広島、海外では北米での現地生産を開始しており、新潟、広島、北米の3拠点でさらなる生産能力の拡大を目指し、また他の地域での生産についても検討を進めてまいります。
今後も成長が期待されているヘッドアップディスプレイ市場において、当社は、強みである光学設計・生産技術、設計から製造までの一貫した生産体制、顧客対応力/サポート力、グローバルに展開する製造拠点を活かして更なる売上拡大に努めてまいります。
<Nippon Seiki (Europe)B.V.の概要>
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