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大容量3D「XVL」を利用したサービス性検証機能を開発【ラティス・テクノロジー】
2015年7月7日
2015年7月7日、東京 (日本) – ラティス・テクノロジー㈱(代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下、 ラティス)は、大容量3Dによるサービス性検証機能を開発、DMU(デジタル モック アップ)ツールであるXVL Studio Proの「Path Planner オプション」(以下、新オプション)として、7月7日より発売します。
ラティスの軽量3Dデータ「XVL」は、世界レベルの基本性能を持つことから、そのソリューションは製造業で幅広く採用されています。特に、自動車や産業機器のような大規模製品を扱う産業の設計や生産技術部門では、デザインレビューや工程検証をデジタルモデルのXVLで行ってきました。一方、これらの産業のサービス部門では、部品をどうやって取り外すかといったサービスのし易さの検討を実機で行っています。
複雑な製品では、奥にある部品を取り外せるかどうかは直観的には分かりません。取り外せるかどうかを検討するために、周りの部品を一つずつ取り外して確認する、というように多くの時間がかかっていました。また、取り出せたとしても、それが最適な方法かを判断するには熟練者のスキルやノウハウが必要でした。そこで今回、XVLを利用して、こうしたサービス性検証をサポートする機能を新オプションとして開発しました。
《特徴1》 大規模3Dで部品取り外しを自動検出
新オプションでは、複雑な製品をXVLの3Dモデルで表現することで、対象となる部品が取り外せるかを、自動*1で検出します。取り外せる部品に対しては、他部品との干渉を考慮した最適な取り外し経路を自動で検出できるので、作業者の検討をサポートすることで検討時間を短縮し、さらに、検討漏れを防ぐことが出来ます。
*1 : Kineo CAMのKineo Works™ エンジンを利用
《特徴2》 検討結果をアニメーションで確認
算出された取り外し経路は、XVL Studioの工程機能によりアニメーションとして“見える化“して確認できます。更に、動的計測機能を利用することで、対象部品と他部品との距離を取り外し経路に沿って確認できるので、実際に部品を取り外すのに十分な隙間があるかも確認することができます。
新オプションにより、大容量3Dモデルを利用して、作業者のスキルに依存せずサービス性検討をサポートします。
【展示情報】
新オプションは、2015年8月28日(金)に開催される、「XVL 3次元ものづくり支援セミナー2015」 名古屋会場(場所 : 愛知県産業労働センター ウインクあいち)、製品展示致します。
[ イベントホームページ : http://www.lattice.co.jp/ja/seminar/seminar_2015.html ]
【用語説明】
「XVL」はラティス・テクノロジー㈱の登録商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
【お問い合わせ先】
当リリース記事に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
ラティス・テクノロジー㈱ 技術コンサルティング本部 マーケティング担当
E-mail : casual3d@lattice.co.jp / TEL : 03-3830-0333
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