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自動車用アルミニウム材が新型「マツダロードスター」に採用【UACJ】
2015年6月24日
㈱UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田満、以下「UACJ」)とUACJグループ会社が共同開発したアルミニウム製軽量バンパーアセンブリーが、新型「マツダロードスター※」に採用されました。
アルミニウム製軽量バンパーアセンブリーは、マツダ㈱殿(本社:広島県安芸郡、代表取締役社長兼CEO:小飼雅道、以下「マツダ」)と共同で、研究・試作を重ねて開発しました。UACJグループは最高水準の強度、優れたデザイン性そして最軽量化を追求し、高強度アルミニウム押出形材と高精度製造加工技術を開発し、マツダではこのアルミニウム押出材と製品技術を最大限に活用した車両設計技術を開発しました。さらにUACJグループでは、製造設備を新規導入するなど、研究開発・製造・販売が一体となり開発を進めてまいりました。
アルミニウム製軽量バンパーアセンブリーは、各部位ごとに材料・工法の最適化を図ることで、従来比で約32%の大幅な軽量化を達成し、5月21日からマツダが販売を開始した新型「マツダロードスター」に採用されました。マツダのフロントバンパーでは初めての押出形材採用となり、新型「マツダロードスター」の軽量化に貢献しています。
新型「マツダロードスター」では、アルミニウム製軽量バンパーアセンブリー以外にも6000系高成形アルミニウムシート材がフェンダー向け部材として採用され、従来から採用されているボンネット、トランクおよびパワープラントフレーム材に加えて、新たにUACJの自動車用アルミニウム材が搭載されることになります。
UACJグループは、新技術・新製品の開発を推進して行くとともに、さらなる品質向上を追求し、今後見込まれる自動車分野での軽量化へ貢献してまいります。
※ 新型「マツダロードスター」は、「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した、後輪駆動(FR)の2シーターライトウェイトオープンスポーツカーです。ボディには、アルミニウムや高張力鋼板、超高張力鋼板の使用比率を71%に高め(前モデル58%)、さらに剛性を確保しながら軽量な構造を追求するなどして、先代モデル比100kg以上となる大幅な軽量化(車両重量990kg~1,060kg)を実現しています。【「マツダ」発表資料より抜粋】
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