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日産の高星、2戦連続表彰台【日産自動車】
2015年6月8日
日産の高星、2戦連続表彰台
～ 全日本F3選手権第8～9戦 レースレポート ～
6月6～7日 富士スピードウェイ（静岡県）
全日本F3選手権の第8～9戦が富士スピードウェイで開催され、日産の#23高星明誠が2戦連続で表彰台を獲得しました。
今大会では、ル・マン24時間レースに参戦するルーカス・オルドネスに代わり、佐々木大樹がスポット参戦することになりました。佐々木は金曜日の練習走行で高星とそん色のないベストタイムを出し、予選1回目に7番手、予選2回目はタイムを縮め5番手グリッドを獲得しました。一方、昨年はこの富士大会で1勝を挙げている高星は、予選1回目が3番手、予選2回目は2番手グリッドを獲得しました。
第8戦決勝は、7日（土）午後にスタートしました。3番手スタートの高星はいい動き出しを見せて2番手のマシンに並びかけましたが、激しいブロックに行き場を失い、いったん引き下がって再びチャンスをうかがうことに。8周目に入るホームストレートで逆転のチャンスが現れますが、背後から勢いよく飛び込んできたもう1台のマシンと合わせ3台が並んだ状態で1コーナーへと飛び込んでいきました。ここでは前のマシンをかわせず、さらに一つポジションを下げてしまいましたが、引き離されることなくついていくと、翌周の1コーナーで再び3番手に順位を戻しました。ここからレース後半にかけて猛プッシュし、14周目にはベストラップを更新して全体のファステストラップを記録。惜しくも最終ラップでこのタイムを塗り替えられファステストラップ記録はなりませんでしたが、3位表彰台を獲得しました。7番手スタートの佐々木は、序盤にペースの良さを活かし順位を上げ、4位でチェッカーを受けました。
第9戦決勝は、8日（日）に行われました。2番手スタートの高星は抜群のスタートでトップに立つと、序盤の2周で後続との差を広げていきました。しかし、ここからは2位のマシンがペースを上げ、高星は背後に迫るライバルを抑える展開が続きました。高星は、何度も隙を伺う相手をブロックしていましたが、15周目に逆転を許し、2位でのチェッカーとなりました。5番手スタートの佐々木は、オープニングラップの混戦の中で激しいバトルを何度も見せながら、5位でレースを終えました。
高星明誠（第8戦3位/第9戦2位）
「ここ数戦、スタートがうまくいかないことが続いていたので、まずはスタートを成功させることに集中していましたが、第8戦ではポジションキープ、第9戦ではトップに立つことができました。この週末はクルマのバランスが非常に良く、ずっと3位にしかいられなかったところを2位に上がることができました。ただ、このレースは勝てるレースだったので、悔しい気持ちもすごくあります。セットアップについても良いポイントを見つけられたと思うので、次戦以降、トップグループと戦って優勝できるように頑張ります」
佐々木大樹（第8戦4位/第9戦5位）
「レース序盤のペースが良かったので第8戦では順位を上げることができましたが、後半のペースが周りに対してあまり良くなかったです。以前F3を戦っていた時には、タイヤが消耗してきて周りがペースダウンしてきた時に自分の強みを活かせていたのですが、現在のF3ではそのあたりに差が出ないように感じました。やはり、F3はスポットで参戦してすぐに勝てるような、簡単なカテゴリーではないです。ただ、久々にフォーミュラマシンに乗ることで僕自身刺激を受けたし、チームにも貢献できたのではないかと思います」
＜全日本F3選手権第8戦＞
＜全日本F3選手権第9戦＞
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