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車載用リセット機能付きウォッチドッグタイマ「S-19400/19401シリーズ」を発売【セイコーインスツル】

2015年5月11日

車載用リセット機能付きウォッチドッグタイマ「S-19400/19401シリーズ」を発売
~ウィンドウモード/タイムアウトモード選択可能、業界トップクラスの超低消費電流3.8μA~


セイコーインスツル㈱(略称:SII、社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市)は、ウィンドウモードまたはタイムアウトモードの選択が可能で、業界トップクラスの超低消費電流 3.8μA、高温動作125℃を特長とする、車載用リセット機能付きウォッチドッグタイマ 「S-19400/19401シリーズ」 を発売します。

ウォッチドッグタイマは、マイコンからの定期的なパルス信号のエッジ入力を監視することにより、マイコンが正常動作しているか判断します。通常のタイムアウトモードは、このエッジ入力が規定の期間よりも長い時間経過した場合(遅すぎ)に、異常と判断します。これに対して、ウィンドウモードは、規定の期間よりも長い場合はもちろん短い場合(早すぎ)でも異常を検出できます。パルス間隔が短い場合の検出も可能になるため、より安全性を高めることができます。

「S-19400シリーズ」は、通常のタイムアウトモードだけでなく、ウィンドウモードも選択可能なため、高精度な異常検出が要求される車載マイコン監視に最適です。「S-19401シリーズ」は、リセット出力端子付きで、ウィンドウモード固定の製品です。リセット出力を分離して出力できるため、電源電圧の低下のみの監視も可能になります。

【主な特長】

1. ウィンドウモード、タイムアウトモードの選択が可能
「S-19400シリーズ」は、ウィンドウモードまたはタイムアウトモードを端子で選択することができ、マイコン監視の柔軟な設計を可能にします。ウィンドウモードが選択できるため、マイコンの高精度な異常検出が可能になります。「S-19401シリーズ」は、リセット出力端子付きで、ウィンドウモード固定の製品です。リセット出力を分離して出力できるため、電源電圧の低下のみの監視も可能になります。

2. 業界トップクラスの超低消費電流 3.8μA
「S-19400/19401シリーズ」は、業界トップクラスの超低消費電流 3.8μA(動作時)を実現しました。常時動作が必要なマイコン監視システムの低消費電力化に寄与し、自動車のバッテリ負荷の低減に貢献します。

3. 車載品質
高温動作125℃、三温度テスト(低温、常温、高温)実施により、自動車等の過酷な環境での使用が可能です。AEC-Q100にも対応予定です。パッケージは、TMSOP-8で、環境に配慮した鉛フリー・ハロゲンフリーです。


【用途】
 車載マイコン監視


【仕様】
 動作温度範囲 : -40℃~+125℃
 検出電圧 : 2.0V~5.0V(0.1 Vステップ)
 検出電圧精度 : ±2.0%
 入力電圧 : 0.9V~6.0V
 消費電流 : 3.8μA typ.
 シリーズ品
 - S-19400シリーズ : ウィンドウモード/タイムアウトモードを端子で選択可能
 - S-19401シリーズ : リセット出力分離、ウィンドウモード固定


【データシートURL】
http://datasheet.sii-ic.com/jp/automotive_watchdog_timer/S19400_19401_J.pdf


【Webサイト】
http://www.sii-ic.com/jp/semicon/



この件に関するお問い合わせ先
一般のお客様
セイコーインスツル㈱
半導体事業部 半導体営業総括部
TEL : 043-211-1193



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