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ドイツでの樹脂新会社設立 および米国での樹脂テクニカルセンター増設について【東レ】

2015年4月30日

東レ㈱(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、欧州における樹脂事業拡大のため、ドイツ連邦共和国ノイ・イーゼンブルク市において新たに高機能樹脂製品のマーケティング・販売会社Toray Resins Europe GmbH(略称TREU)を設立いたしました。新会社では、設計支援を可能にするCAE解析装置および樹脂評価機器を導入し、現地ニーズに対応した製品開発・技術支援も行って参ります。
また、米国では、樹脂子会社Toray Resin Co.(略称TREC)内に設置している樹脂テクニカルセンター(所在地:米国インディアナ州シェルビービル市)を拡充し、このたび新建屋(延べ床面積 1,200m2)を増設しました。新たに試作押出機や走査型電子顕微鏡などの設備を導入し、現地での樹脂コンパウンド技術開発と技術支援機能の一層の強化を図ります。

東レは、今回のドイツでの樹脂新会社設立および米国での樹脂テクニカルセンター増設により、日系自動車部品メーカー(日系Tier1)に加え、欧州・北米にR&D機能を置く自動車部品メーカー(欧州系・北米系Tier1)等のお客様との連携も深め、現地でよりきめ細かなテクニカルソリューションをダイレクトに提案して参ります。
加えて、東レグループが日本(名古屋、千葉)、中国(深セン、蘇州、天津、成都)、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国(2015年度稼動予定)、米国、メキシコの8ヵ国、12拠点に展開する樹脂コンパウンド拠点と相互に連携することで、日系および欧州系・北米系Tier1のニーズに応じた製品を、これらのお客様が各地域に保有する製造拠点に向けてタイムリーに現地供給することも可能となります。

東レは、今回の欧米における樹脂事業体制拡充によってお客様の満足度向上を図り、更なる拡大が期待される自動車用途を中心に、樹脂事業のグローバルな拡大を加速して参ります。

東レは、中期経営課題“プロジェクト AP-G 2016”における基本戦略の一つとして、成長著しい国や地域で積極的に事業拡大を図る「アジア・アメリカ・新興国事業拡大(AE-Ⅱ)プロジェクト」を推進しており、今回の樹脂新会社設立および樹脂テクニカルセンター増設はこのAE-Ⅱプロジェクトの一環です。東レは今後も大きな経済成長が見込まれる国や地域での事業拡大により、当該国・地域の経済発展に貢献し、自らも持続的な成長拡大を目指して参ります。


<ご参考>

Toray Resins Europe GmbH(略称TREU)概要

1. 設  立 : 2015年4月
2. 所 在 地 : ドイツ連邦共和国Hessen州Offenbach郡Neu-Isenburg市
3. 資 本 金 : 2.0百万EUR
4. 出資比率 : 東レ㈱ 100%
5. 代 表 者 : 社長 塚本 恭利
6. 事業内容 : 樹脂コンパウンドのマーケティング及び販売








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