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モビリティロボットシェアリングシステムを利用した移動支援サービス試験の拡大と保安要員規制緩和について【産総研】

2015年4月27日

つくば市と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)は、産総研が開発したモビリティロボットシェアリングシステムを利用したセグウェイによる移動支援サービス試験のエリアを研究学園エリアにも拡大し、平成27年4月27日から共同実証試験を行うことになりました。(図1参照)

つくば市は、「ロボットの街つくば」推進事業の一環として、平成23年3月に「つくばモビリティロボット実験特区」の認定を受け、平成23年6月から各種モビリティロボットの実証実験を始めています。また、平成25年3月に環境モデル都市に選定され、「低炭素交通シェアリングシステム」の実現を目指しております。このような中、産総研では、平成25年9月より、産総研の職員がつくばエリア(TXつくば駅-産総研間)を移動する際にモビリティロボットシェアリングシステムを用いることで、出張等の利便性を向上させる実証試験を行ってきました。

今回、充電ステーションをこれまでの2地点から4地点(TX研究学園駅と市庁舎に増設)へ増やし、多点間の運用となることで、システムの動作検証や実用可能性の検討をさらに進めることができるようになります。


図1 充電ステーションの拡張


なお、つくばモビリティロボット実験特区での活動の成果として、保安要員についての規制が緩和され(平成27年1月)、一定の要件を満たしたモビリティロボットに関しては、搭乗したまま保安要員として業務を行えることとなりました。これにより、当該ロボットだけの移動が可能となることで、シェアリング活用時の利便性が向上し、実社会での利用に一歩近づいた形となりました(図2参照)。


図2 保安要員の規制緩和








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