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国内商用初、都市ガス改質のオンサイト方式水素ステーション「北大阪水素ステーション」の開所について【大阪ガス】

2015年4月21日

大阪ガス㈱(社長:本荘武宏、以下「大阪ガス」)は、商用では国内初となる都市ガスを改質して水素を作るオンサイト方式*1の水素ステーション「北大阪水素ステーション」(以下「北大阪ステーション」)を開所します。水素販売価格は「1,100円/kg(消費税抜き)」とすることに決定しました。

北大阪ステーションは、自動車メーカー各社の燃料電池自動車(以下、Fuel Cell Vechle:FCV)一般販売開始に合わせるため、経済産業省の「水素供給設備整備事業費補助金」の採択を受けて、2014年7月より建設工事に着手し、このたび完成しました。既存の天然ガススタンドと併設することで効率的な運用が可能であり、水素製造装置には、当社が商品化を行ったコンパクトで高効率な「HYSERVE-300」を採用しています。また、当ステーションは、製造した水素をFCVへ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない他の水素ステーション(ドーターステーション*2)等へも水素を出荷することができる水素ステーション(マザーステーション*3)です。

水素販売価格については、販売が開始されたFCVと同クラスのハイブリッド車に必要なガソリン代と同等の水準に設定することで、FCVの普及を後押ししていきたいと考えています。

大阪ガスは、今後もFCVの普及に向けた水素供給インフラ設備の運営やコンパクト水素製造装置の開発を進め、環境にやさしい低炭素社会の実現に貢献していきます。


■ 北大阪ステーションの概要


*1 水素ステーションには、オンサイト方式とオフサイト方式の2つの方式が存在します。水素ステーションにて水素製造を行う
   方式をオンサイト方式、水素製造を行わず水素の受入を行う方式をオフサイト方式といいます。
*2 オンサイト方式のステーションで製造し、高圧容器に充填した水素を受け入れる、オフサイト方式の水素ステーション。
*3 ドーターステーションに対して、水素供給を行うオンサイト方式の水素ステーション。ドーターステーションへ水素供給を行う
   ことにより、水素製造装置の稼働率の向上を図ることができます。
*4 販売数量単位は、kgです。
*5 水素販売価格は、経済状況や販売状況などの諸条件により変更する場合があります。









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