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台湾における大型二輪車の販売開始を発表【本田技研工業】
2015年4月17日
Hondaの100%子会社である台灣本田股份有限公司(Honda Taiwan Co., Ltd. 本社:台北市、社長 小林 久夫、以下 台湾ホンダ)は、2015年4月17日、台北市において記者会見を開き、4月18日より大型二輪車の販売を開始することを正式に発表しました。
4月18日以降に、北部、中部、南部の主要都市において順次オープンする計4拠点の販売店では、日本から輸入する「INTEGRA」「CTX700N」「CTX1300」「GL1800C」「NC750X」「CB1100EX」やタイの現地法人であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドから輸入する「NSS300」「CBR500R」「CBR650F」の計9モデルを販売し、お客様のさまざまなニーズにお応えできるよう幅広いラインアップを揃えます。また、販売店では、日本で研修を重ねたサービス技術担当者を配置し、関連部品や用品も充実させるなど、質の高いサービスで台湾のお客様にご満足いただけるよう、提供していきます。
Hondaは、1961年から、現地企業へ技術の供与を行う形態で(TC契約)、125ccクラスの小型車を中心に現地で生産・販売活動を行っていましたが、2003年のTC契約解消に伴い、台湾での二輪車事業を終了しました。しかし、2002年に台湾が世界貿易機関(WTO)へ加入したことで、大型二輪車市場が開放されたことや、近年の所得向上、さらには法改正により高速道路で二輪車が走行可能となる見通しがあるといった要因から、大型二輪車市場は拡大を遂げており、昨年の250cc以上の大型二輪車市場は前年比24%増加の約1万7,000台となりました。これらの環境下で、台湾の大型二輪車市場において、多くのHondaモデルを所有する既存のお客様や、新規にご購入を検討されているお客様の声にお応えすべく、Hondaは台湾で二輪車市場へ再参入し、大型二輪車を販売することを決定しました。
■ 台灣本田股份有限公司 社長 小林 久夫のコメント
「大型二輪車事業の展開にあたり、台湾社会での大型二輪車の普及に向け、安全運転への取り組み、法規、走行環境、駐車場の整備、保険の仕組みの構築を目指し、Hondaのプレゼンス向上に努めてまいります」
【台灣本田股份有限公司 Honda Taiwan Co., Ltd. 概要】
設 立 : 2002年2月
代 表 者 : 社長 小林 久夫(こばやし ひさお)
所 在 地 : 台湾 台北市
資 本 金 : 36億新台湾ドル
出資比率 : 本田技研工業㈱ 100%
事業内容 : 二輪車および二輪車部品の輸入・販売
四輪車および四輪車部品の輸入・販売
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