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2015年上海国際モーターショー出品概要【三菱自動車工業】

2015年4月13日

三菱自動車は、2015年4月20日(月)から[一般公開は22日(水)から]29日(水)まで、世界最大の展示場として新設された中国 上海の国家会展中心(National Exhibition and Convention Center)で開催される第16回上海国際自動車工業展覧会(上海国際モーターショー)に三菱汽車銷售(中国)有限公司、広汽三菱汽車有限公司、東南(福建)汽車工業有限公司と共に出展します。

本モーターショーでは、SUVの機能性と安心感を象徴するデザインを取り入れた、三菱自動車のクルマづくりの方向性を示す2台のPHEVコンセプトカー、『MITSUBISHI Concept XR*1-PHEV II』と『アウトランダーPHEV Concept-S』を参考出品(アジア初披露)します。

『MITSUBISHI Concept XR-PHEV II』は、新たなプラグインハイブリッドEVシステム(以下、PHEVシステム)を搭載する小型SUVのコンセプトカーであり、『アウトランダーPHEV Concept-S』は世界初の4WD・ SUVプラグインハイブリッド車『アウトランダーPHEV』をベースとしたコンセプトモデルとなります。また、これに加えて同社が中国市場で生産・発売する車両を含む合計15台を出品します。

尚、三菱自動車のプレスブリーフィングは、4月20日(月) 11時30分より三菱自動車ブース(5-1ホール)にて開催予定です。
また、本日より三菱自動車の上海国際モーターショーに関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトを開設します。


<日本語>
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2015/sms2015/
<英語>
http://www.mitsubishi-motors.com/en/events/motorshow/2015/sms2015/
<中国語>
http://www.mitsubishi-motors-global.cn/ms-sh2015/ch/


*1 XR・・・X(cross)over Runnerの略。街中をきびきびと走るスタイリッシュなクロスオーバーという意味。



1. 『MITSUBISHI Concept XR-PHEV II』
『MITSUBISHI Concept XR-PHEV II』は、小型・軽量・高効率なFFタイプのPHEVシステムを採用し、環境性能と走行性能を高い次元で両立する、都市型クロスオーバーのコンセプトカーです。

(1) エクステリア
筋肉質で引き締まった張りのあるサイドボディをシャープにカットしたキャラクターライン、リヤフェンダーの立体的でかたまり感のある造形で、ダイナミックな躍動感を表現しました。
また、フロントフェイスは歴代パジェロのデザインを継承・進化させたもので、バンパー両サイドのプロテクター形状を中央方向へ拡張、また、アンダーガードを下から中央方向へ拡張することで、人と車を保護する新しい盾のカタチを表現しました。更にフロントのモチーフをリヤにも反復し、視認性に配慮したハイマウントのテールランプで特徴づけました。

(2) インテリア
水平基調のシンプルなインパネ、それを支えるコンソールから左右に広がるアルミフレームによって、SUVの力強さを表現。フロント周りは、ブラックとシルバーのみのハイコントラストな色調としました。また、操作系をステアリングホイールとコンソール中央部に集中配置し、機能的で運転に集中できるコックピットを表現しました。

(3) PHEVシステム
今回のPHEVシステムは、MIVECエンジン、新開発のモーターとジェネレーター、そして新型パワードライブユニットをフロントに搭載したFFタイプとし、大容量バッテリーを低重心化に貢献するようフロア下に配置しました。
新型パワードライブユニットは、インバーターと可変電圧システムで構成し、小型・高効率なシステムでありながら高出力・高トルクを実現。走行時のCO2排出量を40g/km以下に抑え、プラグインハイブリッドでクラストップレベルの環境性能としました。
また、このPHEVシステムは、モーター走行を基本に、エンジンが発電と駆動の両方を担い、走行状況やバッテリー残量に応じて、EV走行、シリーズ走行、パラレル走行のうち最適な走行モードを自動選択します。さらに、力強くスポーティでありながら、静粛性に優れ、変速ショックの無い上質で滑らかな走りを実現。走る歓びをより高い次元へと昇華させました。


● 基本諸元


2. 『アウトランダーPHEV Concept-S』
『アウトランダーPHEV Concept-S』は、『アウトランダーPHEV』のスペシャルパッケージとして提案するコンセプトモデルです。デザインテーマは「Sporty(スポーティ)&Sophisticated(洗練)」とし、「ツインモーター4WD」と「プラグインハイブリッドEVシステム」がもたらす力強くスポーティな走りと、静粛性に優れる先進的で上質な走りを備えた次世代SUVの“走る歓び”を表現する内外装デザインとしました。

(1) エクステリア
フロントフェイスは、フロントグリル中央にスリーダイヤを据え、左右から包み込むように象徴的なクロームモールで縁取ることにより、三菱自動車のSUVらしい力強さと安心感を表現しています。また、中心から外に向かって切れ上がっていくヘッドランプは、PHEVの先進性とダイナミックさを表しています。
フロントのデザインと同様に、リヤにおいても左右からプロテクトするイメージを強調するクロームモールと、外に向かって左右に広がるスリット状のリヤコンビランプで、動きのあるデザインとしました。
ボディカラーには、ガラス粒子を織り交ぜた輝きのあるプラチナホワイトを採用しています。

(2) インテリア
明るく輝きを放つエクステリアに対して、インテリアは、「ブラック&バーガンディ*2」を基調とする上質な空間としました。木目にシルバーのアクセントをあしらった本杢加工、職人の手による丁寧な縫製で仕立てた本革シート、“漆箱”をモチーフとした日本の工芸品のような端正な美しさを持ったフロアコンソールなど、緻密で洗練された技巧を細部まで取り入れることで、プレミアムなインテリアとしました。また、立体感のあるシートパッドが優れたフィット感を実現するとともに、乗員の身体に沿わせる形で施した柔らかなトリミングラインが、高いホールド性も実現しています。さらに、トリミングラインにはシルバーのアクセントをあしらうことで、ボディカラーとのコーディネートを図り、スポーティさと上質感を演出しています。

*2 バーガンディ・・・ワインレッドまたはワインレッドより暗く茶色味の強い色。


● 基本諸元


3. 出品車一覧








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