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4chビームフォーミングソフトウェア BF-3100【小野測器】

2015年3月25日


電子計測器の製造および販売を展開する㈱小野測器(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:安井哲夫)は、4チャンネルのマイクロホンプローブで、独自のビームフォーミング演算法を用いた音源可視化システムを開発し、3月25日より受注を開始いたします。


【内容】
小野測器は独自のビームフォーミング演算法により、4個のマイクロホンで従来の36個のマイクロホン(自社比較)と、同等の音源の位置分解能を有する音源可視化システムを開発しました。使用するマイクロホンを少なくすることにより、マイクロホンアレイが小型、軽量となり従来のビームフォーミングの装置では難しい狭い空間でもマイクロホンアレイを手に持ち、移動させながら音源を捜すことができます。
本ソフトウェアは、リアルタイムモニタソフトウェアとオフライン解析ソフトウェアから構成されています。リアルタイムモニタソフトウェアは、1秒間に5回の速さで音源を解析し、取り付けられたカメラの動画と重ね合わせて、解析結果を表示します。また、モニタソフトウェアは録音、録画機能を有しており、このデータは時系列解析ソフトウェアOscopeにて、音の再生、周波数解析、フィルタ処理を行うことができ、音の特徴を検出できます。その後、オフライン解析を実施し音源位置を求めるため1秒間に25回の時間分解能で、ビームフォーミング演算が可能であり、突発的な音がいつ、どこで発生しているかを探査することができます。
システム構成は、データステーション、三次元SIプローブ、マイクロホンアンプ、USBカメラセット、パーソナルコンピュータから構成されます。当社の三次元音響インテンシティのユーザは、USBカメラとソフトウェア(4chビームフォーミングソフトウェア、Oscope、動画オプション)、FFTユニットのUSB変換ケーブルの追加により、新型ビームフォーミング手法による音源可視化システムを構築できます。本システムによって、簡便に自動車、鉄道、家電等の機械装置、電機・電子部品、道路、トンネルの異音、ポンプ、モータが発する騒音の音源探査が可能です。

受注開始日 : 2015年3月25日より
初年度販売予定 : 50台
販売価格 : BF-3100(4chビームフォーミングソフトウェア) : ¥3,000,000(税抜き) USBカメラセット : ¥400,000(税抜き)


【特長】
① 新開発のビームフォーミング演算法により、少ないマイクロホンでも音源の位置分離が可能
② USBカメラの動画上に、測定対象物からの音の強さを、カラーマップで重ね合わせ表示、
③ リアルタイムモニタソフトにより、音源探査の結果を見ながら探査作業が可能
④ リアルタイムモニタソフトでは、1/3オクターブの周波数帯を選択して解析可能
⑤ モニタソフトで収録した音データ、動画データを、オフライン解析が可能
⑥ オフライン解析ソフトは、音源の位置分解能を向上させて解析可能
⑦ 複数の単発音が発生した場合でも、発生時期の時間分解能を向上して解析可能
⑧ 三次元SIプローブ(MI-6420)、マイクロホンアンプ(CF-0610)、データステーション(DS-3200)、ノートパソコンから構成され持ち運びが容易
⑨ 三次元SIプローブ(MI-6420)が、小型軽量であるので、車室内などの狭い空間でも使用可能


【主なユーザ、これから利用の拡大が期待できる分野】
 自動車 : 車両の各種異音、騒音探査 ・鉄道 : 設備保全、車両、部品の異音探査 ・部品メーカ : 解析、試験、検査、製造機器
 の音源探査 ・工作機械 : 加工時の異音、騒音の探査
 家電・OA機器 : 異音、騒音解析 ・半導体 :設備、環境異音探査
 インフラ(道路、トンネル、水道、ガス) : 保全のための音管理、異音探査



小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案、アプリケーションの開発も行います。

㈱小野測器 http://www.onosokki.co.jp/ お客様相談室 : 0120-388841








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