ニュース
コンセプトカー「スウェイ」をジュネーブモーターショーで公開【日産自動車】
2015年3月3日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は3日、2015年ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月3日~4日、一般公開日:3月5日~15日)で、ハッチバックコンセプト「スウェイ」(Sway)を世界初公開しました。
「スウェイ」は、日産が欧州ハッチバック市場に新たな方向性を提案するコンセプトカーで、「キャシュカイ」や「ジューク」で培った日産の斬新な発想を、コンパクトハッチバックセグメントに初めて採用したモデルです。同車のデザインは、欧州市場向けにエモーショナルで先進的、かつ、ワクワク感を与えるものになっています。
外観には、「Vモーション」モチーフを施したグリルとそこから始まる力強くかつ魅惑的なキャラクターライン、フローティングルーフ、ブーメラン型ヘッドランプなど、最新の日産デザインの特徴的な要素を取り入れました。フロントのブーメラン型ヘッドランプには、ランプの形状自体にVラインの要素を取り入れることで、鋭い目のような印象を作り上げる一方、リアランプにも同様の要素を取り入れることにより、車体を切り抜く様な印象的な形状に仕上げました。
フローティングルーフには、パノラマグラスルーフを採用することにより、クルマの中では広々とした解放感を味わえる上、外からはエレガントかつシンプルなインテリアを眺めることができます。ルーフを囲うコの字型のフレームはルーフサイドから後部まで続き、フレームにボディカラーと対照的な力強いオレンジを配色することで、構造をより際立たせています。また、ルーフ中央には特徴的なX型の構造を取り入れることで、更に剛性を高める一方、ドアは観音開き仕様を採用し、乗降性を高めています。
インテリアデザインでは、2013年東京モーターショーで初披露した「IDx」コンセプトカーで採用した、洗練されたシンプルさが特徴の「グライディングウィング」形状のダッシュボードを進化させました。ドアノブは、アルミ構造材の一部としてデザインし、ステアリングホイールにはアルミを採用しました。シンプルなインテリアを実現するために多くの機能を集約した大型の台形型タブレットはダッシュボードの中央に取り付けており、運転席側からも助手席側からも見やすく、そして使いやすくなっています。
軽量化したシートは、アルミニウムに、高級なスエード調生地を採用し、高級ハンドバッグなどで用いられている縫い付け手法を取り入れました。 また、パールのような光沢感のある素材でアクセントを加えて、プレミアム感を演出しています。
エクステリアカラーでは、光の下で見えるかすかなブルーを含んだ「Bluish Dawn Grey」と、対照的なオレンジを調和させることで、ヨーロッパの街並みの中で美しく際立つ配色としました。インテリアには、エクステリアと呼応する様に、深いブルーとそれに対照的なアイボリーとオレンジを組み合わせることで、クルマに一体感を与えています。
日産の専務執行役員、チーフ・クリエイティブオフィサーである中村史郎は、「挑戦を続けていくことは、日産の文化といえます。この新しいコンセプトカーは、日産のコンパクトハッチバックの新しい提案です。私たちは、この『スウェイ』が、『キャシュカイ』や『ジューク』のように、斬新で、個性的、そして魅力的なものを提案することで、日産の挑戦する文化を継承していくと考えています。」と述べました。
日産自動車株式会社ホームページはこちら