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長城汽車、Haval(哈弗)での導入成功を受け、メンター・グラフィックスのCapitalを標準ツールとして採用【メンター・グラフィックス・ジャパン】
2015年2月12日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、中国最大のSUVおよびピックアップトラックのメーカーである長城汽車股份有限公司(Great Wall Motor Company Limited、以下長城汽車)が、電装システム設計の標準ツールとしてメンター・グラフィックスのCapital®を採用したことを発表しました。今回の発表は、長城汽車のSUVモデル、Haval(哈弗)でのCapitalの導入成功を受けたものです。
Capitalは、電装システムおよびワイヤ・ハーネス設計向けの高度なソフトウェアスイートです。世界トップクラスの自動車OEMおよびTier 1サプライヤに採用されており、自動車開発初期の製品定義から、電装システム設計、ハーネス製造、自動車の保守整備に至るまでの統合プロセスで生じる複雑な要求に柔軟に対応します。
長城汽車は、Haval SUVの電装システムの設計と統合、およびワイヤ・ハーネス設計に、Capital® Logic™、Capital® Integrator™、Capital® HarnessXC™を利用するとともに、Capitalの画期的なシステム統合自動化技術である自動生成型配線設計フローも導入しました。Capitalの自動生成型配線設計フローは、再利用可能なシステム信号の接続性データと物理トポロジを自動的にマージし、完全な車載電装設計を詳細レベルまで合成します。これにより、システム統合タスクに費やされる労力を大幅に省き、時間の節約と品質の向上を実現します。長城汽車のエンジニアは、Capitalの採用によって、電気実装のコストと重量を最適化するために多様な選択肢を検討するなど、革新的な技術を自由に追及できるようになりました。
「Capitalは、データ再利用とシステム統合効率の大幅な改善を実現するとともに、製品コストを最適化してくれる実用的なツールです。今後、Capitalをさらに高度に使いこなすことによって、長城汽車はより多大な恩恵を受けるでしょう。」長城汽車でプロジェクトマネージャーを務めるXinhong Zhang氏は、上記のように述べています。
「メンター・グラフィックスのCapital導入によって、長城汽車は非常に高レベルの開発効率を達成しました。車載電装システムの複雑化とTime-to-Marketの短縮がますますエスカレートするなかで、長城汽車は大きな競争力を手に入れたことになります。」メンター・グラフィックス、Integrated Electrical Systems Division、Business Development Director、Nick Smithは、上記のように述べています。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ11.5億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、www.mentorg.co.jpをご覧ください。
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