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SafeTI ソフトウェア開発プロセスがISO 26262とIEC 61508の各機能安全標準規格の適合認証を取得、ASIL DとSIL 3レベルの安全度水準を提供【日本テキサス・インスツルメンツ】
2015年2月12日
Herculesマイコン用のソフトウェア・コンポーネント向け新SafeTI CSP群(コンプライアンス・サポート・パッケージ群)が、機能安全の開発と認証取得をサポート
日本テキサス・インスツルメンツは、TIのSafeTI™ 機能安全ソフトウェア開発プロセスが、ISO 26262とIEC 61508の各機能安全規格に準拠したソフトウェア・コンポーネントの開発への適合認証を取得したと発表しました。TIのプロセスは、国際的に認められ、認定を受けた、品質と各種安全規格への適合性に関する独立した調査機関であるTÜV NORD(テュフ ノルド)が査定を行いました。さらにTIでは、Hercules™(以下 ヘラクレス)マイコン用ソフトウェア・コンポーネント向けに、TIの認証取得済みのソフトウェア開発プロセスに準拠して開発された、新しいSafeTI CSP群(コンプライアンス・サポート・パッケージ群)も供給を開始しました。TIでは、Herculesソフトウェアを使って最終システムの機能安全の認証取得を実現しようとするお客様のために、これらのCSP群を開発しました。
これらのSafeTI CSP群には、統計解析や動的解析テスト結果、各要件へのコードのトレーサビリティ、コードの適用範囲、コード品質のメトリクスなどが含まれます。これらのCSP群は、お客様のソフトウェアの検証作業を軽減するほか、動作する製品を提供することで、最終システムの機能安全の認証取得に役立ちます。TIでは、これらのCSP群の開発に、LDRA(Liverpool Data Research Associates) のソフトウェア解析ツール・スイートを使用しています。また、これらのCSP群はLDRAunit®を使ったテスト・オートメーション・ユニットを提供し、顧客各社は、付属のユニットレベルのテスト・ケース群を独自の動作環境で実行し再現できます。これらのCSP群は、HALCoGen(Hardware Abstraction Layer Code Generator)のデバイスドライバ群と、ヘラクレス・マイコン製品向けのSafeTI Diagnostic Libraryで利用可能です。
供給
TIのHALCoGenデバイスドライバ群とSafeTI Hercules Diagnostic Library向けのCSP群は、 顧客各社の製品の市場投入期間の短縮、検証作業の軽減や、ソフトウェアの認証取得作業の簡素化に役立ちます。現在、評価バージョンのCSP群や、単一ターゲットまたは複数ターゲット向けの完備した量産ライセンスは、供給中です。
TIの機能安全製品に関する情報
・ TIのヘラクレス・マイコン製品
・ SafeTIデザイン・パッケージ
・ SafeTIとヘラクレス・マイコンの認証取得
・ SafeTI HALCoGen CSP
・ SafeTI Hercules Diagnostic Library CSP
TIマイコンを支えるイノベーション
TIは、業界をリードするプロセス技術、独自のシステム構成、IP、専門技術を生かし、20年以上にわたり、超低消費電力マイコン、リアルタイム・マイコンなどの革新的なマイコン製品を提供し続けています。超低消費電力、低消費電力性能、安全通信機能、リアルタイム・コントロール、制御、オートメーション、安全性能向けの充実したマイコン製品を取り揃え、デザイン・ネットワーク・パートナー各社のツール、ソフトウェアやワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションおよび技術サポートで、顧客各社の製品の市場投入までの時間短縮に貢献します。
*SafeTIおよびHerculesはTexas Instruments Incorporatedの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
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