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PSAより運転支援システムの供給パートナーに選定 -2017年よりプジョーシトロエン全車種に搭載-【TRW】

2015年2月10日

本リリースは、1月6日(現地時間)に米国ネバダ州ラスベガスで発表されたリリースの日本語抄訳版です。


米国ラスベガス-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は、この度、同社がプジョーシトロエングループ(PSA)の運転支援システム(DAS)に関する供給パートナーに選ばれたことを発表しました。PSAでは、TRWの次世代レーダー(AC1000)およびカメラセンサー(S-Cam 3)の市場投入に伴い、単独もしくはデータフュージョンシステムとして採用し、2017年よりプジョー、シトロエン、DSにこれらの運転支援システムを導入する予定です。さらに、各種センサーの提供に加え、TRWは完全なシステム統合と機能開発に関する契約をPSAと締結しました。

TRWのPSA担当グローバル・アカウント・ディレクターであるティエリー・メタイス(Thierry Metais)は次のように述べています。「この度、自動運転システムの供給パートナーとして選任されたことを非常に光栄に思います。TRWとPSAは、長年にわたって協力関係を構築しており、当社のDAS開発における実績と先進技術が認められた結果であると自負しています。

欧州では、ユーロNCAP(安全性能評価基準)におけるアクティブセーフティの基準が厳格化されており、TRWでは新たに求められる要件に対応できるようPSAと緊密に連携しています。

TRWが提供する次世代レーダーAC1000と、カメラセンサーS-Cam 3は高い性能を有しており、自動車メーカーはドライバー、乗員、歩行者の安全性をさらに高めるとともに、将来的に業界で求められる要件にも対応することが可能になります」。

また、PSAの技術開発部門の統括責任者、ジレ・ル・ボルニュ(Gilles Le Borgne)は次のようにコメントしています。「これまでにシトロエンC4ピカソとプジョー308向けにTRWの安全システムを採用しており、今回の契約はまさに自然な流れだといえます」。

欧州および中国においてPSAプラットフォームに搭載されるTRWのDASセンサーによって、渋滞時の発進と停車を支援するストップ・アンド・ゴー機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と車線維持支援機能が実現されます。 これらの機能は、安全性とドライバーの快適性を高め、運転に伴うストレスや疲労を軽減します。

TRWのティエリー・メタイスは、さらに次のように述べています。「2年前にPSAが初めて一連のDAS搭載モデルをリリースした際には、当社の現行レーダーAC100をシトロエンC4ピカソ向けに提供しました。続いて今回は、2017年の全ラインアップにおけるDASの供給パートナーとして弊社が選ばれました。ブレーキ、ステアリング、エレクトロニクス、乗員安全技術のすべてを網羅するセーフティシステムのサプライヤーとして、システム統合に対する豊富な経験とノウハウを提供してまいります」。

TRWは1970年代初めから運転支援技術の開発に取り組んでおり、初の量産型レーダーをフォルクスワーゲン・フェートン向けに2002年に提供を開始、その後、初の車線維持支援機能をサポートするビデオカメラは2008年にランチア・デルタに採用されました。以来、TRWはベントレー・コンチネンタル、フォルクスワーゲン・パサート、シトロエンC4ピカソ向けにレーダーを、また日産キャシュカイ、ジープ・チェロキー、クライスラー200、シボレー・シルバラード、ヒュンダイi40、イヴェコ・デイリーバン向けにはビデオカメラを提供しています。


TRWについて
TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め24カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約65,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2013年度の売上高は174億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。


本件に関するお問い合わせ先
クレアブ・ギャビン・アンダーソン㈱(電話 : 03-5404-0640)


将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、すでに発生した事項ではないものの、1995年の米国私募証券訴訟改革法に定められた範囲内の「将来の見通しに関する記述」が含まれています。これらの記述は、あくまで該当する日付に発表されたものであり、これらの記述に過度に依拠しないようご留意下さい。当社の2013年12月31日を期末とする事業年度についての年次報告書(Form 10-K)および2014年3月28日、6月27日、9月26日を期末とする四半期報告書(Form 10-Q)に記載されている記述も含め、すべての「将来の見通しに関する記述」には、多くの想定、リスク、不確定要素が伴い、これらの要因により当社の実際の業績が「将来の見通しに関する記述」で示唆されたものとは大きく異なるものとなる可能性があります。例えば、当社および当社の株価に悪影響を及ぼす恐れがある、ZFによる合併契約の取消につながる恐れがある出来事、変化、その他の状況の発生および提案されているZFの合併を完了させる能力の欠如または現在想定されている期間内あるいは方法によって合併を完了させる能力の欠如、ZFの合併によりTRWの継続的な事業から経営陣の集中がそがれることに関連するリスク、ZFとの合併発表による当社と顧客、サプライヤー、合弁パートナー等との関係に及ぼす影響ならびに当社の業績および事業全般に与える影響、エンジンバルブ事業の売却が悪影響を与えるリスク、経済環境が当社の事業、業績、供給基盤に及ぼす悪影響、一部地域における経済的および政治的不確定要素を含め米国以外での事業に関連するリスクが当社の事業、業績または経営状況に及ぼす悪影響、現行の事業拡大計画の失敗が事業または業績に及ぼす悪影響、独占禁止法に係る調査が当社の経営、業績、キャッシュフロー、評判に与える悪影響、当社の顧客による値下げ圧力が当社の収益性に及ぼす悪影響、国際的な競争が当社の売上、収益性、経営状況に与える悪影響、当社の情報システムの寸断が事業および業務に及ぼす悪影響、供給不足に起因する顧客または当社における生産の混乱、当社の大口顧客における甚大な損失や大幅な減産が当社に及ぼす悪影響、米ドルの高騰やその他の為替変動が当社の業績に与える影響、偶発負債や税制によって発生する大きな損失や費用、当社の知的財産権の喪失が当社の事業または競争力に及ぼす悪影響、商品インフレの圧力が当社の収益性または部品供給に及ぼす悪影響、政府当局の規制に起因する費用または当社事業・評判・業績に及ぼす悪影響、当社の施設またはサプライチェーン上における当社の顧客または他の関係者の施設等におけるストライキまたはその他の労働問題が当社の事業、業績もしくは経営状況に及ぼす悪影響、当社年次報告書(Form 10-K)および米国証券取引委員会(SEC)に提出するその他の当社書類に記載されている上述以外のリスクと不確定要素などの要因が想定されます。これらの注意事項により、すべての「将来の見通しに関する記述」には完全かつ明示的に適格性が与えられるものとします。当社は、こうした「将来の見通しに関する記述」のいかなる改訂や変更についても公開する義務を負いません。








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