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欧州におけるEVOH樹脂<エバール>生産能力の増強について【クラレ】

2015年2月6日

㈱クラレ(社長:伊藤正明、本社:東京都千代田区)は、欧州現地法人エバールヨーロッパ(クラレ100%出資子会社、所在地:ベルギー アントワープ)によるEVOH樹脂(当社商標:<エバール>)生産能力の増強を下記概要にて決定しましたのでお知らせします。

能力増強の背景

 <エバール>はその優れたガスバリア性を生かし、内容物の劣化を防ぐことから食品包装用途で、また揮発ガソリンの漏洩を防
  止することから自動車用ガソリンタンク用途で、着実に需要が拡大しています。
 加えて、汚れ防止壁紙や床暖房用パイプ、冷蔵庫用真空断熱板など、用途展開を広げています。
 <エバール>の需要は日米欧をはじめとする先進諸国が中心でしたが、新興諸国でも拡大基調にあり、安定供給体制を維持す
  るために、生産能力の増強が必要と判断しました。

能力増強の概要

場所 : エバールヨーロッパ(ベルギー アントワープ)
増強能力 : 年産 +11,000トン
稼働時期 : 2016年末(予定)
設備投資額 : 約80億円

<エバール>の生産能力(千トン/年)

エバールヨーロッパの会社概要

社名 : EVAL Europe N.V.
社長 : 下 浩幸
資本金 : 29,747千ユーロ(クラレ100%間接出資)
従業員 : 約120名
事業内容 : 欧州での<エバール>の製造、販売
所在地 : Haven1053, Nieuwe Weg1-Bus10 B-2070 Zwijndrecht (Antwerpen), Belgium


※<エバール>とは
 EVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)樹脂の当社商標。
 1972年に当社が世界で初めて工業化した、プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を持つ機能性樹脂。
  (当社世界シェア約65%)








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