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新開発の畑作用大型トラクタを日本市場に投入【クボタ】
2015年1月16日
㈱クボタは、担い手による営農規模の拡大が進み、高馬力のトラクタへのニーズが高まる国内大規模畑作・酪農市場に、新開発の大型トラクタを投入します。
1. 国内市場投入の背景と狙い
国内農業は高齢化に伴う離農や委託により、小規模農家等が減少し、その受け皿となる担い手農家が増加傾向にあります。国内の畑作や酪農農家においても担い手による営農規模の拡大が進んでおり、短時間で作業を行うために、高馬力で重作業ができ、高い作業効率と操作性などを備えた農業機械が求められております。
そのような中、当社は、欧米畑作市場への本格参入に向けて新しく開発した大型トラクタを、国内でニーズの高い北海道などの大規模畑作、酪農向けに投入します。
新開発の畑作用大型トラクタは、日本で培ったクボタの技術を活かし、操作容易性、快適性などを充実させるとともに、クバンランド社のインプルメントの技術を融合させ、トラクタとインプルメントのベストマッチングを実現した機械に仕上げました。
クバンランド社の作業機器とエンジン・トランスミッション・油圧機能を一体的に制御し、トラクタの最適性能を引き出すことにより、精度の高い農作業を実現し、日本のお客様のニーズに応えていきます。
2. 畑作用大型トラクタの概要
【主な特徴】
[1]操作容易性
精密農業をはじめ技術の高度化に伴い機器操作の難易度が高まる中、メーターパネル等にトラクタとインプルメントの情報を分かりやすく表示するとともに、複数の機能を一つの画面でコントロールできるタッチスクリーンを採用するなど、「使いやすさ」と「分かりやすさ」を追求しました。
[2]低コスト・精密農業を実現する技術
エンジン・トランスミッション・油圧機能・インプルメントを一体的に制御し、トラクタの最適性能を引き出すことにより、高い作業効率を発揮し、種苗や肥料・薬剤などの資材費や燃料費の節約を実現します。
[3]長時間作業の快適性
ワイドキャビンのほか、主要な操作系を手元に集中配置し、長時間作業でも疲れない快適な運転空間を実現しました。
[4]デザイン
先進性と力強さを兼ね備えた外観デザインを採用しました。
【発売予定】
2015年内に一部地域で先行販売し、2016年から本格販売する予定です。
【馬力帯】
130~170馬力帯にラインアップ予定
【生産工場】
クボタファームマシナリーヨーロッパS.A.S
(フランス共和国ノール県ビエルヌ市(ダンケルク行政区))
※工場の概要は http://www.kubota.co.jp/new/2013/131204j.html をご参照下さい。
2015年4月に量産を開始し、2017年には3000台規模の生産を計画しています。
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