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神戸製鋼のチタン材がトヨタ自動車「MIRAI」に採用【神戸製鋼所】

2015年1月20日

㈱神戸製鋼所が製造するチタン材が、昨年12月に発売されたトヨタ自動車㈱(以下「トヨタ自動車」)の燃料電池車「MIRAI」に採用されました。今回採用されたチタン材は、燃料電池スタックのセパレーター用特殊チタン圧延材です。

セパレーターは燃料電池車のパワートレーンである燃料電池スタックの基幹部品であり、耐食性、表面導電性、成形性といった性能が求められています。今回、当社が有するチタン材の材質・表面制御技術および圧延材製造技術により、セパレーターに最適な材料の商品化に成功しました。

当社は、1949年に国内で初めてチタン製造に関する研究に着手したチタン製造・商業化のパイオニアであり、溶解から最終製品(展伸材)迄を手掛ける世界有数のチタン総合一貫メーカーです。2000年代前半からチタンセパレーターの実用化に向けた研究開発を本格化し、セパレーターに求められる耐食性や表面導電性を最大限に引き出す、様々なチタン素材の開発を継続してきたことが、今般の採用に繋がったものです。

今回の「MIRAI」への採用は、チタン材の新たな需要を喚起するものです。これまで培ってきた豊富な開発・製造実績により、今後ともチタン需要の創出に努めるとともに、燃料電池車へのさらなる採用拡大を図り、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

「MIRAI」に採用された神戸製鋼のチタン材料について

「MIRAI」「燃料電池スタック」画像提供トヨタ自動車

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