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次世代カーオーディオに最適なチューナICを発表【STマイクロエレクトロニクス】

2015年1月8日

カーオーディオならびに車載インフォテインメント機器用半導体で世界をリードするSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)(1)は、カー・オーディオの開発効率を最大化すると共に、製品コストの最小化に貢献する新しいチューナIC STAR(ST Advanced Radio)ファミリを発表しました。STAR-T(TDA7707、デュアル・チャネル)およびSTAR-S(TDA7708、シングル・チャネル)は、カーオーディオの地上ラジオ放送の受信に独自のスケーラブルなプラットフォームを提供します。

STのカーオーディオ用チューナICの最新ファミリであるSTARは、各種カーオーディオや使用地域に対応する単一ハードウェア・プラットフォームの開発を可能にします。そのため、異なるハードウェアとソフトウェアを組み合わせた複数製品の設計が不要になります。また、最もシンプルなシングル・チャネルのAM / FMラジオから、複数規格(DAB / HD-Radio(TM) / DRM)に対応するマルチチューナ型製品まで、あらゆるカーオーディオを単一の基板レイアウトで実現することができます。

TDA7707は、モノリシックのデュアルチャネル・チューナIC(4バンド)で、FMフェーズダイバーシティ、FM + バックグラウンドFM / AM、およびFM / AM + バックグラウンドRDS / TMC(2) を含む、ラジオ受信における幅広いアーキテクチャに対応しています。外付けコプロセッサと組み合わせれば、HD-RadioTMおよびDABなどのデジタルラジオ放送の受信にも対応します。また、シングル・チャネルのTDA7708には、ハードウェア(ピン配置)ならびにソフトウェアの互換性があるため、簡単にデュアルチャネル・システムへ拡張することができます。

小型のQFN64パッケージ(9 x 9 x 0.85mm)で提供される両製品は、あらゆる環境下で最高の受信品質を実現するためにラジオ信号の処理に特化したDSPや外部デジタル・ラジオ・デコーダへのインタフェースを搭載すると同時に、外付け部品を最小限に抑えます。また、製品開発期間を短縮する評価キットやハードウェア・ソフトウェア関連資料も用意されています。

現在サンプル出荷中で、2016年に量産を開始する予定です。価格およびサンプル提供については、STのセールス・オフィスまでお問い合わせください。

(1)Strategy Analytics, Market Shares(2013年~2014年)
(2)Radio Data Service / Traffic Message Channel


STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。



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