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機能安全規格対応 「電動パワーステアリング」を開発【日本精工】

2014年12月26日

~安全性の向上と小型化を実現~

日本精工㈱(本社:東京都品川区、取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、電動パワーステアリング(以下EPS)に、自動車向け機能安全国際標準規格に準拠した電子制御システムを開発し、近年強く求められている高い安全性を実現しました。また、本開発品は、高度な運転支援機能にも対応しております。

NSKは、世界市場の多くの小型車向けに拡販を図り、EPS事業全体売上として、2016年3月期に2,500億円を目指します。

製品の特長

1. 自動車向け機能安全国際標準規格[ISO26262] *1完全対応
国際標準規格に対応した開発業務プロセスを構築し、機能安全監査及び機能安全アセスメントを実施しました。さらにマイコンやトルクセンサなどの診断機能の強化を図り、自動車メーカーの安全目標を達成しました。
*1:電子システムに不具合が発生した際に、原因を特定し、受容可能なレベルにまでリスクを低減し、安全を確保する機能を備えた設計。(欧州を中心に採用が進んでいる国際規格)

2. ECUの小型・軽量化
パッケージレス半導体と機械的接点の無い半導体リレーの採用などより、放熱器などの小型化及び部品点数の削減を可能にし、従来品から体積比で10%(2000年代初期の製品からは体積比で45%、重量比で40%)の小型化、及び軽量化を実現しました。

3. 高付加価値化
近年、EPSは電子制御を活用して、安全や快適性が強化されています。
本開発品のセンサは、多様化する高度な車両制御に対応するため、操舵トルク検出機能に加えて、操舵角度を検出する舵角センサを内蔵しました。

製品の用途

NSKは、機能安全国際標準規格の要求に対応し、本製品にて小型車向けに幅広く展開していきます。

製品の効果

 安全性向上への貢献
 運転者のハンドル操作の負担軽減
 燃費向上への貢献



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