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ハイロー型コンクリートミキサ車が 「未来技術遺産」に登録 【KYB】
2011年9月29日
KYBのハイロー型コンクリートミキサ車が、日本の科学技術の発展を示す貴重な資料として「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)として登録されました。 これは国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」として評価、登録されたものです。
ハイロー型コンクリートミキサ車は、1953年~1971年の間に製造・販売され合計2512台生産されました。 当時高度成長期に入り、建設ラッシュの中、高品質のコンクリートが求められていました。練り混ぜ性能が高く均質な生コンクリートが得られる強制攪拌方式のハイロー型のミキサ車をKYBは時代のニーズに応え世に送り出していきました。
ハイローの名称は、売り文句であったHigh Quality, Low CostのHiとLoの文字を組み合わせ商標名としたものです。
東京オリンピック(1964年)を境にハイロー型ミキサ車の全盛期は終わり、現在と同じ傾胴型ミキサ車に移り変わっていきますが、まさに日本の高度成長期を支えた特装車両の一つと言えます。
主な仕様(ミキサ部分)
ドラム容量 : 4.5㎥
ミキシング容量 : 2.5㎥
最大混合容量 : 3.0㎥
ミキシング回転数 : 6~12rpm
アジテーション回転数 : 1~5.3rpm
架装重量 : 2700㎏
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