オンライン開催

2025.4.22

14:00 - 15:30

コネクテッドカー規制とSBOM
-自動車業界がサプライチェーン全体で取り組むべきサイバーセキュリティ-

自動車業界は今、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)への急速な転換というかつてない変革期を迎えています。この革新的な進化は、車両に柔軟性と拡張性をもたらす一方で、新たなサイバーセキュリティリスクの増大という課題も引き起こしています。
こうした状況を受け、自動車の安全性と信頼性を確保するためのサイバーセキュリティ対策は喫緊の課題であり、国際的な規制・規格への準拠、そしてサプライチェーン全体での対応が求められています。
特にSBOMは、UN-R155/156やISO/SAE21434といった基準に加え、米国大統領令EO14028や欧州サイバーレジリエンス法により、セキュリティリスク、脆弱性、ソフトウェアコンポーネント管理の有効な手段としてその重要性を増しています。

本ウェビナーではこうした背景を踏まえ、公益社団法人自動車技術会および、株式会社ティアフォーからゲストをお招きし、自動車業界におけるSBOM/脆弱性管理の重要性を改めて認識していただくとともに、最新の規制動向、業界の先進的な取り組み事例、そして具体的な対応を支援するソリューションについて包括的に解説します。今後の自社のセキュリティ対策強化に向けた第一歩として、ぜひご参加ください。

こんな方におすすめ

  • 自動車メーカーの開発・設計、品質管理、情報セキュリティ部門のご担当者様
  • 自動車部品サプライヤー の開発・設計、品質管理、情報セキュリティ部門のご担当者様
  • コネクテッドカー および 車載ソフトウェア の開発・設計にご担当されている方
  • SBOMや脆弱性管理に関する最新動向に関心のある方
  • 自動車業界のサイバーセキュリティに関する規制動向 を把握したいご担当者様
  • 自動車業界における新たなセキュリティ対策 を検討されているご担当者様
  • 上記以外の方でも、本テーマにご興味をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご参加ください

セミナー概要

プログラム1:『国内自動車業界のサイバーセキュリティ動向と取り組み』
 萱島 信 氏  博士(工学) 
 Astemo株式会社 技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部 チーフエンジニア
 公益社団法人自動車技術会 サイバーセキュリティ講座企画委員会委員
 Japan Automotive ISAC技術委員会 情報共有WG 主査

 日本の自動車業界は、急速に進化するサイバーセキュリティの脅威に対応するため、さまざまな取り組みを進めています。
本ウェビナーでは、国内自動車業界における最新のサイバーセキュリティ動向と具体的な取り組みについて紹介します。特に、サプライチェーン全体でのセキュリティ強化、SBOM(ソフトウェア部品表)の導入に向けた業界全体での協力体制や、今後の課題と展望についてもご説明します。

プログラム2:『自動運転OSSにおけるSBOMと脆弱性管理 〜ISO/SAE 21434を踏まえた実践的アプローチ〜』
 伊藤 史人 氏 
 株式会社ティアフォー AD Securityチーム マネージャー

 自動運転システムにおいて、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用が進む中、サイバーセキュリティの確保が求められています。また、ISO/SAE 21434では、サプライチェーン全体でのリスク管理が求められており、その中でSBOMを活用した脆弱性管理は重要な要素となっています。
本ウェビナーでは、ISO/SAE 21434のプロセスを踏まえたSBOMの導入・運用について解説します。
 ・ISO/SAE 21434とOSS管理:規格が求める脆弱性管理の要点
 ・SBOMとは? 自動運転システムでの役割と導入のポイント
 ・適用事例と課題:自動車業界での取り組みと実践的アプローチ
ISO/SAE 21434の視点から、OSSを活用する上で求められる実務的なプロセスと課題を整理し、現実的なSBOM運用戦略について紹介します。

プログラム3:『自動車業界のSBOMを取り巻く規制動向 ~USコネクテッドカー規制への対応~』
 佐々木 佑輔 氏
 VicOne株式会社 ビジネス開発部 セールスグループ ディレクター

 2025年3月に施行となったUSコネクティッドカー規制では、サプライチェーン全体でSBOM相当の文書化と記録が求められることになりました。SBOMの直接的な要求がある欧州サイバーレジリエンス法においては、建機や農機も対象となり、モビリティ業界においてのSBOM管理は重要性を増しています。
本講演では、USコネクティッドカー規制の全体像、対象ソフトウェア、SBOM相当の文書化要件、そしてOEMの適合宣言におけるOEMやサプライヤに求められる役割などについて、他の規制との比較整理を交え解説するとともに、SBOM/脆弱性管理を支援するVicOneのソリューションについてもご紹介します。

セミナー講師

  • 萱島 信 氏
    萱島 信
    博士(工学)
    Astemo株式会社 技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部 チーフエンジニア
    公益社団法人自動車技術会 サイバーセキュリティ講座企画委員会委員
    Japan Automotive ISAC技術委員会 情報共有WG 主査
  • 伊藤 史人 氏
    伊藤 史人
    株式会社ティアフォー
    AD Securityチーム マネージャー
  • 佐々木 佑輔 氏
    佐々木 佑輔
    VicOne株式会社
    ビジネス開発部 セールスグループ ディレクター

開催概要

主催
VicOne株式会社
開催日時
2025年4月22日  14:00 - 15:30
開催場所
オンライン開催
受講料
無料

ご注意事項

  • 本ウェビナーは、Web会議ツール「Zoom」を使用しオンラインにて開催します
  • ウェビナー視聴方法は、申し込み状況を確認後、ご参加いただく方に事前にメールにて連絡いたします
  • ウェビナー当日まで案内メールが届かない方や、ウェビナー参加に関するご質問・ご相談などありましたら、「info_jp@vicone.com」までご連絡ください
  • 当日の配信内容の録画や録音、また、無断での画面スクリーンショットや撮影などはご遠慮ください
  • 競合企業様のお申し込みはお断りさせていただく場合があります
  • ウェビナーの内容は予告なく変更させていただく場合があります
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