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「ダイムラー・イノベーション・アワード」メルセデス・ベンツCクラスに採用のタッチパッド技術【コンチネンタル・オートモーティブ】

2014年12月19日

コンチネンタルの革新的タッチバッドが新型Cクラスに採用
主要車両技術の継続的開発においてダイムラー社取締役会メンバー、トーマス・ウィーバー氏がコンチネンタル取締役の
 ヘルムート・マッチを表彰
アクティブな触覚フィードバックでタッチパッド技術は安全走行の強化をサポート

「ダイムラー・サプライヤー・アワード」のセレモニーで、国際的な自動車部品サプライヤーのコンチネンタルは、ダイムラー社メルセデス・ベンツ・カーズ開発グループ責任者のトーマス・ウィーバー氏より「イノベーション特別賞」として表彰を受けました。新型Cクラスに採用されたタッチパッド技術によるものです。ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツセンターで開催された表彰式で、この賞は、コンチネンタルの取締役でインテリア部門を統括するヘルムート・マッチ(Helmut Matschi) に送られました。イノベーションアワードに対するスピーチの中でウィーバー氏は、マルチタッチ機能、ジェスチャーベースの制御、優れたデザインと高品質が短期間の開発期間で実現されたことに触れ、「新型Cクラスのタッチパッドは、スマートフォンと同様に簡単に操作ができ、多言語の手書き入力に対応し、クリアな触覚フィードバックを提供してくれています。真の直感的なインターフェース実現に向けたマイルストーンとなりました。」この新システムは新型メルセデス・ベンツCクラスのヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の一部となっています。将来的には、他の自動車メーカーのモデルにもタッチパッドが採用される予定です。



「ダイムラー社とのこれまでの協力関係から、車両開発に非常に高い基準を設定しておられることを理解しています。私たちの革新的なタッチパッドが、直感的にドライバーの運転タスクをアシストするという点でうまく結び付きました。」シュトゥットガルトの表彰式後、マッチが説明しました。「メルセデス・ベンツCクラスのタッチパッドは包括的HMI実現に向けた重要なステップとなりました。目標は、ドライバーが直感的に、知りたいことを理解できるようにすることです。言葉のない会話です。将来の車は、それぞれの状況でドライバーがどんな情報を望んでいるのかを予測できることが期待されています。」

メルセデス・ベンツ新型Cクラスのタッチパッド
1902年に最初の渦電流タコメーターが開発されて以来、コンチネンタルは車両のHMIの継続的な改良に取り組んでいます。重要な質問の1つは、車両に増え続ける安全機能と快適性能を、ドライバーを邪魔せずにいかに作動させるか、ということです。この新型Cクラス向けに、コンチネンタルとダイムラーのエキスパートは、文字通り新しいHMIアプローチを車両にもたらしました。エンジニアと人間工学の専門家からなる開発チームは、アクティブな触覚フィードバックを提供するタッチパッドを開発することに成功しました。

新型Cクラスにおいて、このタッチパッドは優雅にセンターコンソール内に統合されており、道路から注意をそらすことなく、ドライバーが操作し易いようになっています。タッチパッドはタッチセンサー式の表面を通じ作動します。特別なソフトウェアを採用することで、デバイスに意図的に触れているのか、それとも一瞬の動作で触れてしまっただけなのか、タッチパッドは判断することができます。Cクラスのタッチパッドは主にスクリーンメニューのコントロールに使用され、タッチパッドの精巧な機能が、ボタンを押したときのように、ドライバーの動作を感触で確認します。

カッセル大学の研究は顧客の利益を証明
2013年、コンチネンタルは新たなHMI向けの先行開発の一部として、テストスタディーの結果を発表しました。カッセル大学が実施した研究は、タッチパッド技術の効果に着目しています。「アクティブな触覚フィードバックを提供するタッチパッドは、スタディーにおいて、明らかに肯定的な効果を証明しています。」カッセル大学の機械工学部で人間機械システム工学グループ長を務めるルドガー・シュミッド教授 (Professor Ludger Schmidt) は述べています。「触覚的なフィードバックを有効にすると、ドライバーが交通状況から注意がそれる状態が平均して23パーセント減りました。そして、誘発される制御タスクの動作スピードは、アクティブな触覚技術がない場合と比べ、平均33パーセント速くなりました。」







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