ニュース

中国・長安新エネルギー自動車(長安新能源汽車)が3次元公差解析ツールとしてCETOL 6σを採用【サイバネットシステム】

2014年12月9日

設計初期段階から公差を考慮したロバストな設計が可能に!

サイバネットシステム㈱(本社:東京都、代表取締役:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、グループ会社であるSigmetrix, L.L.C.(本社:米国 テキサス州、以下「シグメトリックス」)が開発・販売・サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL 6σ(シーイートール シックスシグマ、以下「CETOL」)」が中国四大自動車グループの一つ、長安自動車グループの長安新エネルギー自動車に採用されたことをお知らせいたします。長安新エネルギー自動車ではロバストな設計を実現する設計環境の構築と改革に取り組んでおり、今回のCETOL 採用はその一環です。

長安新エネルギー自動車では3D CADを活用していますが、CETOLは3D CADのモデリング環境に直接アドインして使うことが可能です。CETOLは、実体に近いバラツキ予測をものづくりの前段階で行うことが可能なため、量産工程での組立性や品質特性を設計の早い段階で検証することができます。これにより、設計者はモデリングをしながら、部品や公差上の改善点をそのまま組立後のイメージとして把握することができます。製品開発者にとっても、開発プロセスの早い段階で評価が可能になることで手戻りを減らせるメリットがあります。公差を考慮した設計により、製品開発・設計のすべての段階で設計開発期間を減らし、製品全体として実際に組立てが可能かどうかを様々な角度から検証することができます。

■長安新エネルギー自動車 電気工学部門 マネージャGang He氏のコメント
弊社は世界に誇れる研究開発体制を持ち、業界トップのポジションを目指しています。シグメトリックスのCETOL はその改革を次のステップに進めるにあたっての大きな助けになるはずです。先端的な公差解析機能を活用することで高品質でコスト効率の優れた自動車を製造することが可能になります。ロバストな設計を達成するために、公差解析は私たちの業務のどんな状況においても必要不可欠な要素となるはずです。

■シグメトリックス 社長Chris Wilkesのコメント
私たちは中国市場への投資を今後も継続し、引続き公差解析機能の強化を図っていきたいと思っています。長安新エネルギー自動車が、3D CADプラットフォームに統合する形で私たちのCETOL を導入してくれたことを大変嬉しく思います。CETOL の導入が電気自動車の品質やロバスト設計を加速させ、同社が中国における新エネルギー自動車の先端的ポジションを切り開くことを、私たちは信じて疑いません。


CETOL に関する詳細は下記Webサイトをご覧下さい。
http://www.cybernet.co.jp/cetol/

 

長安自動車グループについて
長安自動車グループは中国の4大自動車グループの一つで2005年12月に設立されました。車両、パワートレイン、自動車部品、通商・貿易サービスの4つのビジネス領域があります。重慶、黒龍江、河北、江西、江蘇、安徴、浙江、広東、北京に生産拠点を持ち、また33の車体、エンジン工場、および19のグループ会社を所有しています。乗用車、商用車など生産種は幅広く、またエンジン排気量も0.8Lから2.5Lまで対応しています。独自のブランドを育てると同時に、フォード、マツダ、スズキ、プジョーなどの世界的によく知られた自動車メーカとも緊密な協力体制を築いています。同社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.changan.com.cn/

シグメトリックスについて
シグメトリックス(Sigmetrix, L.L.C.)は、1990年に米国で創設された、機械系技術者のために使い易さにフォーカスした公差解析ツールを提供する企業です。CETOL 6σ for Pro/ENGINEER(現在は、CETOL 6σ for Creo Parametricに改称) は、1992年の出荷開始以来、世界中で利用されています。現在では、CETOL6σ for CATIA、CETOL6σ for SolidWorksも開発し、多くの3次元CADユーザーに対して公差解析のソリューションを提供しています。2009年7月より、サイバネットの100%子会社としてグループ傘下に入りました。同社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.sigmetrix.com/

サイバネットについて
サイバネットシステム㈱は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスを展開しており、電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。具体的には、構造解析、射出成形解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界的レベルのソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、企業が所有するPC/スマートデバイス管理の効率化を実現するIT 資産管理ツールをはじめ、個人情報や機密情報などの漏洩・不正アクセスを防止し、企業のセキュリティレベルを向上させるIT ソリューションをパッケージやサイバネットクラウドで提供しております。
サイバネットシステム㈱に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/

※CAE(Computer Aided Engineering)とは、「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術です。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献しております。



本件に関するお問い合わせ : サイバネットシステム㈱
内容について
システムCAE事業部 製品プロモーション部
TEL : 03-5297-3299  E-MAIL : cetol-info@cybernet.co.jp







サイバネットシステム株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#サイバネットシステム
#ソフトウェア
#2014年12月9日