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クラス最高のADAS用のMegapixel Ethernet Cameraを提供【マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン】

2014年11月28日

マイクレルとSMSが提携、クラス最高のADAS用の
Megapixel Ethernet Cameraを提供

高性能リニア&パワー、LAN&タイミング、通信のソリューションで業界をリードする米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン㈱(以下:マイクレル社、横浜市西区みなとみらい 代表取締役社長:山本一博)と、最先端の工学および微小機械センサーシステム・メーカーのSilicon Micro Systems(SMS)の両社は本日、自動車および産業システム向けの新製品HDR-CMOS Megapixel Ethernet Cameraを発表した。この量産可能なカメラは、カメラ専門企業であるSMS(First Sensor傘下のSilicon Micro Sensors GmbH)によって設計、製造され、マイクレル独自の低放射ノイズ(Low EMI)ネットワーキング・ソリューションを搭載している。

First Sensorのウィルヘルム・プリンツ・フォン・ヘッセン副社長(Business Unit Mobility担当)は「マイクレルと提携し、この画期的な技術ソリューションを提供できることをうれしく思う。両社が一緒に取り組むことによって、救命と事故減少への明るい見通しが生まれ、自動車部門での技術がさらに進展する」と語った。

マイクレルのウィレン・ペレラ副社長(LANソリューション&企業戦略マーケティング担当)は「First Sensorと提携することによって、マイクレルは当社のポーフォリオの多彩な技術を活用し、自動車および産業アプリケーション向けの最新鋭カメラの主要なシステム要件を効果的に対処することが可能となる。当社の低低放射ノイズ(Low EMI)ネットワーキング、コンパクトなパワーマネージメント、安定したMEMSタイミング・ソリューションを、First Sensorの厳しい環境に対応するビジョン・システム専門技術と組み合わせることで、先進運転支援システム(ADAS)などのアプリケーションで急増する需要に応える革新的なソリューションを実現できた」と語った。

First SensorのBlue Eagleラインの1つであるこのカメラは、高い感光性、大きなダイナミックレンジ(>100dB)、広角(>190度)の機能を備えている。このカメラは自動車および産業用機械のサラウンドビューやブラインドスポットの検知にとって最適であり、IP68/IP6k9kに準拠する防塵および防水ハウジングを備え、機械的衝撃や振動など過酷な環境状況に対して優れた耐性を示す。

このMegapixel Ethernet Cameraは大きさが26立方ミリメートルで、Eternetデータ送信および同じ低コストのシールドなしのツイストペア配線を通じた電力供給(PoE: Power over Ethernet)の両方を提供することによって、ケーブルハーネス・コストを大幅に削減する。このカメラは、エレクトロマグネット放射を軽減するマイクレルの最新Quiet-WIRE(TM)IEEE規格のEthernetトランシーバー技術に基づき、IEEE 802.3az Energy Efficient Ethernetのサポート、シグナル検知起動によるサブマイクロアンペア・スタンバイ電力消費、高速リンクアップに対応している。さらに、HyperLight Load(R)とHyper Speed Control(TM)アーキテクチャーを搭載したマイクレルの高電圧同期スイッチングレギュレーターの1つは、システムコストを追加せずにPower over Ethernet(PoE)能力を提供する。タイミングはマイクレルのDSC1001MEMSベースCMOSオシレーターによって提供され、温度変化に対しても周波数安定度が向上した堅ろうなパフォーマンスを提供する。

マイクレルのLAN事業本部製品マーケティングディレクターであるマイク・ジョーンズ氏は「米国の幹線道路交通安全局(NHTSA)はすべての乗用車および商用車が2018年5月までに新規の後方視界規格を対応することを義務付ける。マイクレルはスマートカーをコネクトすることにコミットしている。先進運転支援システムは死亡事故の減少と高度な交通管理につながる未来の自立走行車の基盤を提供する」と語った。

Cameron Gulbransen Kids Transportation Safety Act(キャメロン・ガルブランセン子ども交通安全法)で要求されたNHTSAの新ルールは、米国で年間13人から15人の生命を救う可能性があると推定され、1125人の負傷事故を防ぐ可能性がある。米政府の報告によると、米国では小型自動車が絡む渋滞事故で、年間210人が死亡、1万5000人が負傷しており、その犠牲者の多くは子どもと高齢者である。米国では現在、5歳以下の子どもが毎年、自動車関連死亡の31%を占め、70歳以上の高齢者は約26%となっている。

注記1 : Quiet-WIRE、Hyper Speed ControlはMicrel, Inc.の商標。
注記2 : Hyperlight Load はMicrel, Inc.の登録商標。


マイクレル・セミコンダクタについて
マイクレル社はグローバルな半導体サプライヤーとして、アナログ、イーサネット、広帯域通信に使用されるICソリューションを世界市場に提供している。同社製品には最先端のミクスドシグナル製品、アナログ製品、パワー半導体、高性能通信用スイッチ、クロック管理スイッチ、イーサネット・スイッチおよびPHY製品がある。ユーザーにはエンタープライズ、民生、工業、モバイル、通信、自動車、コンピューター製品などの有力メーカーが含まれる。
本社と最先端のウエハー製造設備は米国カリフォルニア州サンノゼにあり、米州、欧州、アジア全域に地域販売代理店とカスタマーサポートの拠点、先端テクノロジーのデザインセンターがある。さらにマイクレル社は世界に広範な流通販売網と代表事務所を保持している。
詳しい情報はhttp://www.micrel.jp/から入手可能。


First Sensorについて
Silicon Micro Sensors GmbHは医療、産業、モビリティー、電子工学&製造サービスの分野におけるセンサー・ソリューションの大手サプライヤーであるFirst Sensor傘下の企業である。First Sensorは高品質で顧客中心のセンサー・ソリューションに加え、光、放射線、映像、圧力、フロー、レベル、加速を検知する堅ろうなカメラを開発、製造する。同社はコンポーネントからシステムのレベルまで、自社およびバリューアディングチェーンともに製造する。2013年、First Sensorは1億900万英ポンドの年間売り上げを達成した。同社は750人を雇用、世界18カ所に代理店がある。詳しい情報はwww.first-sensor.comから入手可能。


<お問い合わせ先>
マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン㈱
〒220-6014
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1
クイーンズタワーA 14F
TEL : 045-224-6616
FAX : 045-224-6716
E-mail : info14@micrel.co.jp
ホームページ : http://www.micrel.jp







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