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ウィーン国立歌劇場の特別協力による「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」コンサートを各地で開催【トヨタ自動車】
2014年11月20日
-「ココロハコブプロジェクト」として、全国6公演でチャリティコンサート、岩手県・宮城県にて訪問コンサートを実施-
トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)は、社会貢献活動(芸術文化支援)の一環として、2015年4月2日(木)から4月12日(日)まで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者やウィーン国立歌劇場の奏者等、30名で特別編成されたオーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」によるコンサートを、全国6都市で計6回公演する。チケットは12月6日(土)より、全国のプレイガイド等で一斉に発売する。
同コンサートは、2000年から実施しており、13回目となる2015年もウィーン国立歌劇場の特別協力を得て開催する。
チケット料金については、世界トップクラスの芸術鑑賞の機会を幅広い方々にご提供したいとの考えから、3,000円台からとお求めになりやすい価格に設定している。
また、被災地支援活動「ココロハコブプロジェクト」の取り組みも継続し、東北復興チャリティとして、全国6公演のチケット売上げの一部を子どもたちへの育成支援のために寄付する。
全6公演の内訳は、「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」の演奏による“ウィーン・プレミアム・コンサート”5公演(苫小牧、盛岡、仙台、東京、福岡)と、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演する“ウィーン・グランド・コンサート”1公演(名古屋)。
“ウィーン・プレミアム・コンサート”では、指揮者なしの演奏で、ベートーヴェンの名曲「交響曲第2番」を中心に、ウィーンの一流演奏家のソロによる多彩なプログラムを披露する。
“ウィーン・グランド・コンサート”では、公演の第2部に指揮者の下野竜也氏、名古屋フィルハーモニー交響楽団との共演による迫力の大編成オーケストラで、管弦楽のための馴染み深い名曲「展覧会の絵」などをお届けする。
日本人ソリスト(独奏)には、現在クラシック界およびオペラ界で大きな注目を集めているソプラノ歌手 安藤赴美子氏、国内外のオーケストラとの協演やソロでも活躍している気鋭のピアニスト 菊池洋子氏が出演する。
各公演チケットおよびプログラムに関するお問い合せは、トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局(TEL : 03-5210-7555)まで。
また、公演期間中に音楽の感動をより多くの方々にお届けすることを目的に、次代を担う青少年を対象とした「青少年のための特別プログラム」を実施する。具体的には、『コンサートへのご招待』、『公開リハーサルへのご招待』、『小学校・児童福祉施設等への訪問コンサート』を実施。各プログラムは全て公募となる。
参加申込みは、オフィシャル・ウェブサイトおよび郵便ハガキでの申込みとなり、12月6日(土)より受付ける。
〔http://www.toyota.co.jp/tomas15〕
※各地公演の詳細・これまでの実績については別紙ご参照。
<別紙>
開催概要
■名称 |
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン |
■クレジット | ♢主催 : トヨタ自動車株式会社 ♢共催 : 北海道新聞社(苫小牧公演)、岩手日報社(盛岡公演)、河北新報社(仙台公演)、 中日新聞社(名古屋公演)、西日本新聞社(福岡公演) ♢特別協力 : ウィーン国立歌劇場 ♢協力 : トヨタ販売店グループ、トヨタ自動車北海道株式会社(苫小牧公演)、トヨタ自動車東日 本株式会社(盛岡・仙台公演)、トヨタ自動車九州株式会社(福岡公演) ♢後援 : 苫小牧市・苫小牧市教育委員会(苫小牧公演)、CBCテレビ(名古屋公演) ♢オフィシャルエアライン : オーストリア航空 |
■日程・会場 | ウィーン・プレミアム・コンサート ~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン~ (プログラムA) 仙台 4月4日(土)16:00開演 東京エレクトロンホール宮城 福岡 4月7日(火)19:00開演 アクロス福岡シンフォニーホール 苫小牧 4月12日(日)15:00開演 苫小牧市民会館 |
(プログラムB) 東京 4月6日(月)19:00開演 サントリーホール 盛岡 4月11日(土)13:00開演 岩手県民会館 |
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ウィーン・グランド・コンサート ~トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団~ (プログラムC) 名古屋 4月2日(木)18:45開演 愛知県芸術劇場コンサートホール |
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※トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンでは、東北復興チャリティとして全6公演のチケット 売上げの一部を子どもたちへの育成支援のために寄付させていただきます。 |
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■演奏 | トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(30名の指揮者なし室内オーケストラ) 特別協力 : ウィーン国立歌劇場 名誉監督 : ウィーン国立歌劇場総監督ドミニク・マイヤー 芸術監督 : ペーター・シュミードル(元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者) |
■指揮・ソリスト・共演 | (プログラムA) 安藤赴美子 [ソプラノ] (次世代を担う若手実力派歌手) フォルクハルト・シュトイデ [ヴァイオリン] (ウィーン・フィル コンサートマスター) ペーター・シュミードル [クラリネット] (元ウィーン・フィル 首席奏者) |
(プログラムB) ハンス・ペーター・シュー [トランペット] (ウィーン・フィル ソロ・トランペット奏者) 菊池洋子 [ピアノ] (モーツァルト国際コンクール日本人初優勝) エルヴィン・クランバウアー [フルート] (ウィーン交響楽団 ソロ・フルート奏者) |
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(プログラムC) ※下記の他に、第1部ではプログラムAのソリスト(安藤氏除く)も出演します <第2部> 下野竜也 [指揮] (読売日本交響楽団 首席客演指揮者) 名古屋フィルハーモニー交響楽団 |
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■プログラム | (プログラムA) 仙台・福岡・苫小牧 演奏 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン J.シュトラウスⅡ世 : 喜歌劇「こうもり」序曲 J.シュトラウスⅡ世 : 喜歌劇「こうもり」より チャルダッシュ「ふるさとの調べよ」 [ソプラノ/安藤赴美子] モーツァルト : 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より レチタティーヴォとアリア“恋人よ、許してください” [ソプラノ/安藤赴美子] ブルッフ : ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26 [ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ] R.シュトラウス : ロマンス 変ホ長調 [クラリネット/ペーター・シュミードル] ベートーヴェン : 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36 |
(プログラムB) 東京・盛岡 演奏 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン モーツァルト : セレナード 第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239 フンメル : トランペット協奏曲 ホ長調 [トランペット/ハンス・ペーター・シュー] ショパン : 「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調Op.2 [ピアノ/菊池洋子] モーツァルト : フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315 [フルート/エルヴィン・クランバウアー] ベートーヴェン : 交響曲 第2番 ニ長調 Op.36 |
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(プログラムC) 名古屋 第1部演奏 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 第2部演奏 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団 第1部/J.シュトラウスⅡ世 : 喜歌劇「こうもり」序曲 ブルッフ : ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26 [ヴァイオリン/フォルクハルト・シュトイデ] R.シュトラウス : ロマンス 変ホ長調 [クラリネット/ペーター・シュミードル] 第2部/リスト : 交響詩「前奏曲」 [指揮/下野竜也] ムソルグスキー(ラヴェル編) : 組曲「展覧会の絵」 [指揮/下野竜也] |
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■入場料(税込) | ウィーン・プレミアム・コンサート(プログラムA・B) 全席指定 : S席5,500円/A席4,500円/B席3,000円 |
ウィーン・グランド・コンサート(プログラムC) 全席指定 : S席6,500円/A席5,000円/B席3,500円 |
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■一般発売日 | 2014年12月6日(土)10:00~ |
■チケット取扱い | チケットぴあ 0570-02-9999 http://pia.jp/t/tmp/ e+(イープラス) http://eplus.jp/tmp/ ほか各地プレイガイドで受付け |
■お問合せ | 《東京》 トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局 03-5210-7555 《苫小牧》 道新文化事業社 011-241-5161 《盛岡》 岩手日報社 事業部 019-653-4111 《仙台》 河北チケットセンター 022-211-1189 《名古屋》 中日新聞コンサートデスク 052-308-8282 《福岡》 西日本新聞イベントサービス 092-711-5491 |
青少年のための特別プログラム
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンの本公演に加えて、次代を担う青少年の方々を対象とした様々な特別プログラムを無料で実施。参加のお申込みは、オフィシャル・ウェブサイトおよび郵便ハガキからの申込みとなり、12月6日(土)より受付ける。各プログラムの詳細は、下記を参照。
クラシック音楽のすばらしさを若い世代の方々に実際のコンサートを通して体感していただくため、各公演100名様、計600名様をご招待します。
開催日時・会場 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン 全6公演
応募資格 : 小学生以上、24歳以下の方
(小・中学生は成人引率者の同伴が必要となります)
ご招待人数 : 各公演100名様
(1回のご応募で1名様のお申込み。ただし小・中学生は成人引率者も含めて2名様のお申込みとなります)
応募期間 : 2014年12月6日(土)~2015年2月2日(月)消印有効
コンサート直前のリハーサルは、音楽づくりの最終的な仕上げを行う貴重な時間。本番さながらの緊張感を通して、音楽の魅力をより身近に感じていただく絶好の機会です。楽器経験者や音楽を学んでいる方の団体での申込みも受付けます。
開催日時・会場 :
4月2日(木) 名古屋公演 15:20開始予定
4月4日(土) 仙台公演 13:00開始予定
4月6日(月) 東京公演 15:50開始予定
応募資格 : 小学生以上、24歳以下の方
(小・中学生は成人引率者の同伴が必要となります)
ご招待人数 : 各公演600名様
(1回のご応募で1名様のお申込み。ただし小・中学生は成人引率者も含めて2名様のお申込みとなります)
団体申込 : ジュニア・オーケストラや吹奏楽団などの青少年演奏団体に所属する小・中・高・大学生の団体申込[10名様以上]
も受付けています。
(詳しくは、トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局まで、お電話(03-5210-7555)のみでの受付けとなります。)
応募期間 : 2014年12月6日(土)~2015年2月27日(金)消印有効
小学校や児童福祉施設などで開催するふれあいコンサート。愛知・三重・岐阜県内のうち2ヶ所及び東京都内2ヶ所にメンバーが訪問し、音楽を通じた心の交流をはかり、若い世代の大きな想い出づくりに貢献します。
開催日時・地域 :
4月3日(金)午前 : 愛知・三重・岐阜県のうち2ヶ所
4月10日(金)午後 : 東京都内2ヶ所
訪問者 : トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンのメンバー数名を予定
応募資格 : 上記訪問可能地域に所在する小学校、または児童福祉施設
応募期間 : 2014年12月6日(土)~2015年1月23日(金)消印有効
● また、4月5日(日)には岩手県・宮城県にて東北復興への想いを音楽で届ける「ふれあいコンサート」を実施します。(開催場所は事務局にて選定)
※さらに詳しい内容は、オフィシャル・ウェブサイトをご覧ください。
http://www.toyota.co.jp/tomas15/
※トヨタは、本公演の他にも様々な社会貢献活動を実施しています。
http://www.toyota.co.jp/social_contribution/
※本プログラムに関するお問合せ : トヨタ・マスター・プレイヤーズ事務局 03-5210-7555
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン
ウィーン国立歌劇場の協力を得て、本公演のために特別に編成された世界最高水準の室内オーケストラ。
ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍するアーティスト仲間たちも加わった30名で編成されている。
プロフィール(ソリスト・指揮者・共演)
ペーター・シュミードル(芸術監督・クラリネット)
オルミュッツに生まれる。祖父、父、本人と3代にわたってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。ウィーン国立音楽大学でルドルフ・イェッテル教授に師事し、1964年卒業。65年にウィーン国立歌劇場管弦楽団、68年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第1クラリネット奏者として入団、82年より第1首席奏者となる。ソリストとして、これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、指揮者のベーム、バーンスタイン、プレヴィン、レヴァイン、ムーティ、小澤征爾の各氏等と共演。また、室内楽奏者として、新ウィーン八重奏団、ウィーン木管ゾリステンのメンバーを務めている。84年ザルツブルク功労金勲章を、91年オーストリア芸術名誉十字勲章をそれぞれ受章。音楽教育家としても名高く、ヨーロッパだけでなく、日本においても数多くのマスタークラス(草津夏期国際音楽アカデミー、パシフィック・ミュージック・フェスティバル-PMF)を開催し、後進の指導に貢献している。
フォルクハルト・シュトイデ(コンサートマスター・ヴァイオリン)
1971年ライプツィヒに生まれ、5歳よりヴァイオリンを始める。88年ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入学、ヨアヒム・ショルツ、ヴェルナー・ショルツ両教授に師事。大学在学中、エスタ国際ヴァイオリン・コンクール第4位入賞、シュポア国際ヴァイオリン・コンクールにて特別賞を受賞する他、グスタフ・マーラー・ユース管弦楽団の第1コンサートマスターを務める等、オーケストラ奏者としても活躍。94年同大学卒業と同時にウィーンに留学、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者であるアルフレド・スター教授に師事。同年コンサートマスターとしてウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、98年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、99年よりコンサートマスターを務めている。2002年には自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成する等、ソロや室内楽の多方面で活躍している。
ハンス・ペーター・シュー(トランペット)
1956年生まれ。グラーツ音楽芸術大学オーパーシュッフェン分校でトランペットを専攻。卒業後、さらにウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、H.ヴォビッシュ教授に師事。75年全国青年音楽コンクールにて第1位入賞。76~78年にはリンツ・ブルックナー・オーケストラの首席奏者を務め、78年ウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団、93年首席奏者に就任。同楽団のソリストとして、Z.メータ、R.ムーティの各氏等の指揮者と世界各地で協演。オーケストラ活動の他アンサンブル11、ウィーン・ヴィルトゥオーゼン、ウィーン・トランペットコアー、アンサンブル・トランペット&ストリングス・ウィーン、ウィーン・ホーフブルク・カペレのメンバーを務める等、ソリスト、室内楽奏者として国内外の多くの演奏会に出演。91年よりグラーツ音楽芸術大学分校の教授を務める他、PMFや草津夏期国際音楽アカデミー、アッターガウ音楽祭等で後進の指導にあたる。
エルヴィン・クランバウアー(フルート)
9歳よりリンツのブルックナー音楽院(現ブルックナー大学)にてフルートとピアノを始め、その後ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュルツ氏に師事、1991年最優秀の成績で卒業。学生時代よりグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団、EUユースオーケストラ、カメラータ・ザルツブルク等の首席奏者を歴任し、92年オーストリア連邦劇場管弦楽団に入団。93年ウィーン放送交響楽団のソロ・フルート奏者に就任し、数多くのテレビ、ラジオの収録やCDの録音を積極的に行っている。ソリストとしてヨーロッパ及びアメリカ、ロシア、中国、日本、韓国等世界各地で演奏活動を行う他、室内楽奏者としても活躍し、アンサンブル・コントラプンクト、ウィーン放送交響楽団木管五重奏団等のメンバーを務める。また世界各地でワークショップやマスタークラスを開催しており、ウィーン国立芸術大学やウィーン音楽院で教鞭を執る。2008年10月グラーツ音楽大学教授に就任、現在ウィーン交響楽団ソロ・フルート奏者を務める。
下野竜也(しもの たつや/指揮)
1969年鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール(指揮)優勝と齋藤秀雄賞受賞、01年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、ロワール管、南西ドイツフィル、シリコンバレー響をはじめとした国際舞台での活躍が目覚ましい。06年に読売日本交響楽団の初代正指揮者に迎えられ、13年4月からは、同団の首席客演指揮者を務めている。その間、11年には広島ウインドオーケストラ音楽監督に就任。更に14年4月からは、京都市交響楽団常任客演指揮者に就任。霧島国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバル松本をはじめ、数多くの音楽祭にも参加。近年はオペラの分野でも新国立劇場、日生劇場、二期会をはじめとした注目の公演で指揮を務めている。上野学園大学音楽学部教授。
安藤赴美子(あんどう ふみこ/ソプラノ)
札幌市出身。国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院声楽専攻(オペラ)修了。新国立劇場オペラ研修所第3期生修了。文化庁派遣芸術家在外派遣員としてイタリア留学後、ロームミュージックファンデーション在外研究生として再度渡伊し研修を積む。P.モリナーリ、S.ベルトッキ、田中久子の各氏等に師事。2007年サイトウ・キネン・フェスティバル松本で小澤征爾氏指揮の「スペードの女王」クロエを好演、その後もあいちトリエンナーレプロデュースオペラ「蝶々夫人」タイトルロール、東京二期会「ドン・カルロ」エリザベッタと精力的に出演を続ける。コンサートにおいても11年S.スクロヴァチェフスキ氏指揮NHK交響楽団「第九」のソリスト、13年10月にはヴェルディ生誕200年を記念した東京・春・音楽祭の特別公演でR.ムーティ氏と共演する等、若手ながら既に有数のキャリアを築き、次世代を担うソプラノとして大きな期待が寄せられている。
菊池洋子(きくち ようこ/ピアノ)
2002年第8回モーツァルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝して一躍注目を集めた。その後、03年にザルツブルク音楽祭のモーツァルト・マチネに出演する等国内外で活発に活動を展開し、いまや実力・人気ともに日本を代表するピアニストの一人である。09年には、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲をフォルテピアノとモダンピアノを用いて演奏するといった意欲的な企画に取り組み好評を得た。10年にはチューリヒでのリサイタルや、11年にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭やパレルモ音楽祭への参加等で絶賛を博した。最近では、バレエ公演にも出演し、世界的バレエダンサー ディアナ・ヴィシニョーワ氏や吉田都氏他と共演している。CD録音も活発に行い、最新盤は小品集「ロマンティック・アンコール」(エイベックス・クラシックス)。第1回上毛芸術文化賞(音楽部門)受賞。07年第17回出光音楽賞受賞。
名古屋フィルハーモニー交響楽団
1966年結成。“名フィル”の愛称で親しまれ、東海地方を代表するオーケストラとして地域の音楽界をリードし続けており、2016年度には楽団創立50周年を迎える。海外でも88年のヨーロッパ2カ国ツアーをはじめ、00年と06年のアジア各国でのツアー等、これまでに計4回の海外ツアーを実施しており、特に04年の「プラハの春」国際音楽祭からの正式招待を受けたヨーロッパ3カ国ツアーは大成功を収めた。シーズンごとにテーマを設け、意欲的な内容で回を重ねている「定期演奏会」をはじめ、親しみやすい「市民会館名曲シリーズ」や障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」等、マーティン・ブラビンズ氏(常任指揮者)、円光寺雅彦氏(正指揮者)、川瀬賢太郎氏(指揮者)の指揮者体制で、バラエティに富んだ年間約120回の演奏会を行っている。「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」との合同公演は、00年の初共演以来、今回が13回目で同楽団との深い交友関係を築いている。
http://www.nagoya-phil.or.jp/
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン これまでの実績
これまでに計89公演を開催し、来場者数は15万名様を超えています。
プログラム①│青少年の方々をコンサートへご招待する「ウェルカム・シート」
これまでに計48公演で実施し、およそ4,510名様(引率者を含む)にご来場いただきました。
プログラム②│音楽づくりの過程を体験する「公開リハーサル」
これまでに計21公演で実施し、およそ5,300名様(引率者を含む)にご来場いただきました。
プログラム③│感動をお届けする「ふれあいコンサート」
これまでに東京都内や愛知・三重・岐阜県内の小学校や児童福祉施設の計33校に訪問する他、2012年より岩手県内や宮城県内の学校や地域の公共文化施設の計6ヶ所にお伺いし、およそ15,860名様(保護者や地域の方を含む)にコンサートをお届けしました。
2012年~14年に開催した仙台公演・盛岡公演のチケット売上げの全額と、各公演会場での募金を合算し、東北復興チャリティとして東北3県(岩手・宮城・福島)の孤児・遺児育英基金に寄付しました。
寄付先 :
岩手県 : いわての学び希望基金
宮城県 : 東日本大震災みやぎこども育英基金
福島県 : 東日本大震災ふくしまこども寄附金
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