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次世代新工法「NEO-T01」採用のプレミアムランフラットタイヤ「SP SPORT MAXX 050 NEO」を新発売【住友ゴム工業】
2014年11月17日
次世代新工法「NEO(ネオ)-T01(ティーゼロワン)」採用のプレミアムランフラットタイヤ
「SP(エスピー) SPORT(スポーツ) MAXX(マックス) 050(ゼロゴーゼロ) NEO(ネオ)」を新発売
ダンロップの住友ゴム工業㈱は、タイヤ製造技術における「超高精度」を追及した次世代新工法「NEO-T01」で製造したプレミアムランフラットタイヤ「SP SPORT MAXX 050 NEO」を11月19日から順次発売します。発売サイズは2サイズで、価格はオープン価格です。
「SP SPORT MAXX 050 NEO」は、当社独自の次世代新工法「NEO-T01」と新材料開発技術「4D NANO DESIGN」(フォーディ ナノ デザイン)により、高い快適性能と環境性能※1、安全性能を実現しています。
地球温暖化や石油資源枯渇など、地球規模の環境問題への意識が高まりを見せる中、当社は「タイヤが地球環境の為に貢献できること」をテーマに環境配慮商品の開発に取り組んできました。走行中、完全なパンク状態(空気圧ゼロ)になっても、所定の速度で一定の距離※2を走行できるランフラットタイヤは、安全性の向上と、スペアタイヤ不要化による省資源・軽量化を実現できるタイヤとして、当社は今後もさらなる普及に努めていきます。
※1 タイヤ重量の軽量化を指します
※2 速度80km/hで距離80km走行できることがランフラットタイヤとしての要件
■「SP SPORT MAXX 050 NEO」に採用した技術
1.次世代新工法「NEO-T01」
(1)実際の仕上がりのタイヤサイズで作られているタイヤ内側の形状をした金属の成形フォーマー(メタルコア)にタイヤの各種部材を貼り付けていく「メタルコア工法」、(2)部材の生成・加工からメタルコアへの貼り付けまでの全てを100分の1ミリ単位のコンピュータ制御システムによってコントロールする「全自動連結コントロール」、(3)新たに強靭な素材を補強部材とした「高剛性構造」、という3つのキー技術を用いた工法です。
この次世代新工法「NEO-T01」から生み出されたタイヤは、通常工法比較で「高速ユニフォミティ低減」「軽量化」「高速走行時の形状変化抑制」を実現しています。
2.新材料開発技術「4D NANO DESIGN」
(1)調べる、(2)予測する、(3)作る、(4)引き出す、という4つの技術を融合させ、ナノレベルで分子の挙動を表現しながら材料シミュレーションと解析を行うことで、科学的・合理的かつ効率的に材料開発を行い、タイヤ性能を向上させるために、素材を自在にコントロールすることを可能にした技術です。
■商品特長
○上質な乗り心地
実際の仕上がりのタイヤサイズで作られているメタルコアに各種部材を貼り付け、真円性を向上させたことにより、タイヤが滑らかに転がり、振動を低減しています。また、サイド剛性の最適化により路面からの衝撃を低減し、上質な乗り心地を実現しています。
○ワンランク上の操縦安定性能
タイヤ回転時の形状変化抑制により、あらゆる速度域での接地面積を確保し、優れた走行安定性を実現しています。また、ブロック剛性を高めた新パターン採用により、コーナリング時の剛性を向上させ、ワンランク上の操縦安定性能を実現しています。
○高められた環境性能
部材の貼り付け精度向上により、各部材に最適な重量を割り付け、タイヤ重量軽量化を実現することで、材料使用量を削減し環境性能を向上させています。
○高次元のウエット性能
当社独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN」により開発した新配合採用により、路面との密着性を高め、ウエットグリップ性能を向上させています。さらに、主溝容積を広く取った新パターン採用により、優れた排水性を実現しています。
■発売サイズ
245/45RF18 96Y
275/40RF18 99Y (12月発売)
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