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ベトナム二輪車第三工場で量産開始【本田技研工業】
2014年11月10日
Hondaのベトナム現地法人であるホンダベトナムカンパニー・リミテッド(本社:ビンフック省 社長:加藤 稔)は、現地時間2014年11月10日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。
Hondaのベトナムにおける二輪車・四輪車の生産販売合弁会社であるホンダベトナムカンパニー・リミテッド(以下、HVN)は、本日、ハナム省に新たに建設した二輪車第三工場で開所式典を行いました。式典にはベトナムのホアン・チュン・ハイ副首相および政府を代表する方々を来賓としてお招きしました。
HVNの二輪車第三工場は、ハノイ市の南方約40kmに位置するハナム省ドンヴァンII工業団地内の約27万平方メートルの敷地に約1億2,000万USドルを投じて新設されたもので、年間生産能力は50万台です。
環境と人に優しい工場として設計された第三工場は、風、自然光、水など自然のエネルギー資源を最大限かつ最も効率の良い方法で活用することをコンセプトに建設されました。第三工場の生産プロセス全体は、ベトナム国内および世界の最も厳しい環境基準に完全に適合しています。
第三工場の生産システムは、溶接、塗装、フレーム組立などの製造工程にHondaの二輪車生産分野の最新技術を採用し、世界の二輪車生産工場の中でも、生産技術と効率の両分野で最先端を行く工場の一つになることが期待されます。
また、同工場は、ISO9001(品質マネジメントシステムに関する規格)およびISO14001(環境マネジメントシステムに関する規格)認証を取得しており、この規格に則って生産を行うとともに、すべての工程において高品質で環境に優しい製品の生産を可能にする最新設備を導入しています。
HVNは今年3月より、第三工場で一日当たり1,450ユニットの二輪車部品を生産してきました。当面はスクーターを中心に、一日あたり1,000台の完成車を生産します。
1997年の生産開始以来、HVNの累計二輪車生産台数は1,500万台を超えており、2014年現在、HVNのベトナム国内におけるシェアは約70%※1と推定されます。
HVNは今回の二輪車第三工場の量産開始を受けて、ベトナム国内でますます多様化する顧客ニーズに応え続けるため、製品ラインアップを強化すると同時に、世界各国への輸出も促進します。
【HVN第三工場概要】
所在地 : ハナム省(ハノイ市南方約40km)
初期投資総額 : 約1億2,000万USドル
年間生産能力 : 50万台
従業員数 : 約1,400名
工場床面積 : 5万1,000平方メートル
工場敷地面積 : 約27万平方メートル
生産機種 : スクーター
【ホンダベトナムカンパニー・リミテッド/Honda Vietnam Co., Ltd. 概要】
設立 : 1996年3月
本社所在地 : 本社(第一・第二工場):ビンフック省
営業所 : ハノイ市、ホーチミン市
資本金 : 6,290万USドル
出資比率 : 本田技研工業㈱ 42%
アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド 28%
VEAM社 30%
(Vietnam Engine Agriculture Machinery Corporation)
代表者 : 社長:加藤 稔(かとう みのる)
事業内容 : 二輪車・四輪車の生産・販売
生産開始 : 二輪車:1997年12月
四輪車 : 2006年7月
二輪車販売店数※2 : 666店(2014年10月現在)
四輪車販売店数 : 11店(2014年10月現在)
※1 ベトナムの二輪車市場は現在、HVN、ヤマハ・モーター・ベトナム社、ベトナムスズキ社、SYMベトナム社、ピアッジオ・ベトナム社の5社により構成されています
※2 Honda専売店
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