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自動運転・高度運転支援システム実験用 車載大電力バッテリシステム販売開始【ZMP】

2014年10月9日

−大電力を消費する画像処理用高性能PCや全方位レーザスキャナなどを搭載した実車実験に−

㈱ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、この度、自動運転・高度運転支援システム実験用の車載大電力バッテリシステム「ZMP® PowerUnit Z」の販売を開始いたしました。

自動運転や高度安全運転支援の研究開発ではセンサやそのデータを処理するPCなどで、大きな電力を消費します。たとえば、高度な画像処理を高速で行えるGPUを備えたPCは300〜400Wの電力を消費し、外界のセンシングに使用されるレーザスキャナを4台搭載すると、80Wの電力が必要になります。

一方で、車両のバッテリから取れる電力は、180W(15A)程度であり、例えばデータロガーと消費電力の小さいセンサへの電源供給にとどまり、センサ、カメラと処理用のPCなどを揃えると足りなくなってしまいます。
したがって、専用の電源を用意する必要がありますが、使い勝手や安全性などを考えると、バッテリ以外に様々な機器が必要になり、それらを接続する配線や設置が煩雑になります。

本製品は、12V、105Ah(標準品)のバッテリとインバータ、DCコンバータから構成され、全体で700Wが供給できる電源が車両内に用意可能です。画像処理用のハイスペックPCと液晶ディスプレイ、レーザスキャナ、カメラなどをつなげても余裕があります。トランクルーム等に本製品を設置し、PCやディスプレイ、センサなど電力を消費する機材を接続すれば使用可能となります。電圧変換器やACアダプタ、配線などを車両に引き回し、電圧変換器などの機器類をすべて固定しなければなりませんでしたが、そのような手間が省けスムーズな実車実験が可能となります。

価格は80万円(税抜)で本日より受注を開始いたします。



「ZMP® PowerUnit Z」 ウェブサイト
http://www.zmp.co.jp/powerunitz


【主な用途】
 大電力を消費する機器を使った実車実験
 電力がない屋外などでの実験


【主な特徴】
 大容量1260Wh
 大電力700W  (*注1)
 電源装置として必要な機能を一体化(サブバッテリは切り離し可能)
 多様な電圧を供給(AC100V、DC24V、DC12V、DC5V)
 バッテリは交換が可能
*注1 : 利用する電力に応じて変更可能。


【主な機能】
 過電流保護(出力側)
 過電流保護(入力側)
 車両バッテリで充電可能


【主な仕様】


【本件に関するお問合せ】
㈱ZMP 営業部 TEL : 03-5802-6901 / FAX : 03-5802-6908 E-Mail : info@zmp.co.jp


【㈱ZMP】
http://www.zmp.co.jp/
本社 : 東京都文京区 代表取締役社長 : 谷口 恒
「Robot of Everythingあらゆるものにロボット技術を応用し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッションのもと、「クルマの走る、曲がる、止まるを制御するプラットフォーム RoboCar®シリーズの販売」、「人間計測に加えクルマの計測、外界の計測、それら三位一体の計測を行い、人にも環境にも優しいクルマ作りの支援」、「ロボット技術を活用した実車ベンチマーク等の開発支援を行う RoboTes®ビジネス」を行っています。2001年1月文部科学省傘下の科学技術振興機構から技術移転を受け創業。日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞 最優秀中小・ベンチャー企業賞、中小企業基盤整備機構理事長賞」など数多くの賞を受賞。私たちはこれからも、ロボット技術とサービスで、イノベイティブな製品を生み出してまいります。(RoboCar、RoboTestはZMPの登録商標です。)







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