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自動車用変速機用「超長寿命プラネタリシャフト」を開発【日本精工】

2014年10月10日

~変速機の小型・軽量化により燃費向上に貢献~

日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、自動車用自動変速機や無段変速機、ハイブリットシステム等に使用されるプラネタリ(遊星)機構*用「超長寿命プラネタリシャフト」を開発しました。

本製品は、両端を加締めで固定するタイプのプラネタリシャフトを長寿命化するために、材料と熱処理を最適化しました。その結果、プラネタリ機構の小型・軽量化をすることができ、自動車の低燃費化に貢献します。

NSKは、本製品の売上として2018年に20億円を目指します。

*プラネタリ機構 : 複数の歯車の自転や公転を組み合わせて、エンジンから入力された力の効率を高める機構。

開発の背景

近年、グローバルに自動車の低燃費化が求められており、変速機の高効率化が急務となっています。このため、変速機の多段化や小型・軽量化、さらには変速機内の潤滑油の摩擦損失低減が進んでいます。なかでもプラネタリ機構に多く使われているニードル軸受にも、小型化・軽量化が求められています。

プラネタリ機構を小型化するために、プラネタリシャフト両端面を加締めによりキャリアに固定する方式が増えています。

製品の特長

1. 両端加締め(塑性加工)による固定方式へ対応
2. 材料・熱処理による長寿命化

NSK新開発オリジナル材を採用し、熱処理を最適化することで長寿命化を実現しました。さらに、高周波焼入れによるシャフト両端面の硬度上昇の影響を小さくすることで、シャフト両端の加締め(塑性加工)を可能にし、キャリアへの固定が可能となります。

これにより、従来の超長寿命品(ピン止めタイプ)と同等の耐久性を維持し、長寿命品比2.5倍の超長寿命を実現しました。また、同等の寿命に設計すれば、長寿命品(加締めタイプ)に対し約3割の幅狭化が可能です。



本製品の効果

本製品は、変速機の高効率化に寄与し、自動車の燃費向上に貢献します。



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