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HDO8000オシロスコープ対応のモータ・ドライブ・パワー解析ソフトウエアを発表【テレダイン・レクロイ・ジャパン】

2014年9月18日


8チャンネル、12ビット高分解能オシロスコープ・プラットホームを活かした
三相モータ・ドライブ向けパワー解析機能

ニューヨーク州チェスナット・リッジ、2014年10月1日-テレダイン・レクロイ・ジャパン㈱(東京都府中市、代表取締役社長:原 直)は本日HDO8000シリーズ向けモータ・ドライブ・パワー解析ソフトウェアを発表しました。8チャンネル、12ビット分解能、最大1GHz帯域のHDO8000シリーズオシロスコープはモータ・ドライブ組み込み制御とパワー・セクションのデバックに完璧なソリューションです。三相パワー解析機能およびモータ・スピード、トルク・インテグレーションを追加することでドライブ・システムを迅速に、より容易に評価しデバックできるようになります。様々なドライブやモータ・パワー、効率計測が実施できます。HDO8000とモータ・ドライブ・パワー解析ソフトウェアはモータ、モータ・ドライブ、可変周波数ドライブ、可変スピード・ドライブの設計者や製造者、工業オートメーションおよびモーション・コントロール機器の製造者に役立ちます。モータを組み込む設計エンジニア(自動車、電動工具、家電製品、エレベータ、扇風機、送風機、コンプレッサ、ポンプ他)はこのソフトウェアにより適切な制御を検証し、ドライブ・システム設計を完璧なものとすることが出来ます。


【完全なドライブ・システム評価とデバック機能】
ドライブ・システムは、アナログ、デジタル、シリアルデータおよびパルス幅変調(PWM)信号が混在する複雑なさまざまな三相パワーエレクトロニクス、モータ/機械式アナログおよびデジタルセンサー、組み込み制御の複雑な混合物です。オシロスコープは組み込み制御システムやパワー・トランジスタの動作よりも速いスピードの捕捉が可能ですが、これまでドライブ・パワーや効率の計測は出来ませんでした。一方”パワー・アナライザ”は入出力のみ見るブラックボックスとしてのドライブ・パワーおよび効率を計測する単純な計測ツールで、組み込み制御あるいはドライブ・システムのデバックを行うための波形キャプチャは出来ないか、限定的でした。
モータ・ドライブ解析ソフトウェアを搭載したHDO8000オシロスコープはドライブ・パワー・セクションや個々のパワー・トランジスタおよび組み込み制御システムの波形捕捉が可能で、同時に高効率機器におけるパワー・セクション波形の三相パワー解析、完全なモータ・ドライブの全ての側面の解析やデバックが可能となります。


【フレクシブルなセットアップ機能】
直感的で、グラフィカルなユーザ・インタフェースはセットアップや接続のためのガイダンスを表示します。セットアップ機能は単相、三相ドライブ入出力どの組み合わせにも対応し、2電力計法、3電力計法どちらの計算手法もサポート、またライン-ラインからライン-ナチュラル電圧変換にも対応します。2電力計法を適用することで、HDO8000オシロスコープの8チャンネル入力を使用しドライブ入出力とモータ出力効率が計算できます。


【最も完全なメカニカル・モータ・インテグレーション】
モータ・ドライブ・パワー解析ソフトウェアは、アナログおよびデジタル(パルス)タコメータ、ブラシレスDC(BLDC)ホール・センサ、直交エンコーダ・インタフェース(QEI)、およびレゾルバを含む、ほぼどのようなタイプのスピード、回転もしくはポジション・センサに対応してその情報を読み取り、解析に活かすことができます。加えて、ホール・センサとQEI信号は、デジタル入力を使って読み取ることができるので、貴重なアナログ入力を他の信号に割り当てのために使用可能です。


【「数値」を超えて-さらなる情報表示】
様々な電圧、電流、パワー(実効、皮相、無効)、位相角/力率、効率パラメータは捕捉された電圧、電流波形から計算され、テーブルに表示されます。テーブルはユーザによってカスタマイズ可能で、捕捉波形と共に表示され、一般的にパワー・アナライザで提供される情報に一致します。
さらに、テーブル表示された値を容易に選択し、サイクルあたりの計測パラメータの変動を波形としてグラフ表示することが出来ます。この波形表示はHDO8000オシロスコープで捕捉された他の波形に時間相関を持ち、複雑なドライブの挙動と他の制御もしくはパワー・システム波形との相関をとる事が出来、ドライブ・システムの問題のデバックに役立ちます。


【動的ドライブ・レスポンス解析】
HDO8000のロング波形メモリ(最大250Mpts/Ch)によりモータおよびドライブの長時間における動的レスポンス解析が可能になります。例えば、サンプリング・レート10MS/sの設定では25秒の連続的な波形の捕捉が可能です。これにより、スタートアップ、負荷印加、急激な負荷変動、あるいは制御システムあるいはパワー・セクションの不良によるドライブ・レスポンスの問題の相関など、ドライブの動的レスポンスの理解が可能です。


【プローブ】

パワー計測にはテレダイン・レクロイの標準的パッシブ・プローブやアクティブ電圧プローブ、電流プローブが使用されます。多くの場合、組み込み制御もしくはパワー・セクションのデバックで必要とされるプローブはパワー計測でも使用でき、さらなる投資は不要です。他の電圧および電流計測デバイス(変圧・変流器、電流トランスデューサ、ロゴスキ・コイル他)はHDO8000オシロスコープに容易かつシンプルに組み込む事が可能です。テレダイン・レクロイのHVDシリーズ高圧差動プローブは最大2000Vpk-pk差動電圧を入力可能かつ1%精度を誇り、1000VRMSのアイソレーションが可能です。これらのプローブは高性能で非常に安価です。


【販売予定価格と出荷時期】
新しい三相モータ・ドライブ・パワー解析ソフトウェアのβ版は10月に提供開始され、正式版は2014年1月出荷予定です。すでにテレダイン・レクロイのHDO8000オシロスコープを購入されたお客様はこのβ版のリクエストが可能です(3ヶ月間)。β版ソフトウェアの有効性は世界各地でのαフィールド・テストとテレダイン・レクロイのモータ・ドライブ・ラボでの追加テストで確認されています。


【弊社WebサイトのURL】
http://teledynelecroy.com/japan/news/20141001/default.asp


【テレダイン・レクロイについて】
テレダイン・レクロイは、複雑な電子信号を測定、解析および検証する高度なテスト機器を製造するリーディング・メーカーです。提供される高性能オシロスコープとプロトコル・テスト・ソリューションは、電子デザインのエンジニアにより、幅広い用途やエンド・マーケットで使用されています。本社はニューヨーク州チェスナット・リッジ(Chestnut Ridge, N.Y.)にあります。詳しくはテレダイン・レクロイのウェブサイト(teledynelecroy.com)をご覧ください。



【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン㈱
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel : 042-402-9400(代表)  Fax : 042-402-9586
Email : contact.jp@teledynelecroy.com
http://teledynelecroy.com/japan/






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