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メキシコ第二工場の稼動を開始【ジヤトコ】
2014年9月11日
自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ㈱(社長:中塚晃章、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)はメキシコ、アグアスカリエンテス州に220百万ドル(205億円)を投資して、第二工場を設立。2014年9月10日に、開所式を行いました。この第二工場稼動に伴い、ジヤトコは新たに900人の従業員を雇用し、地域経済活性化に貢献することになります。
第二工場の生産能力は年間約40万台。2005年に生産開始した第一工場と合わせ、メキシコでの生産能力は年間約170万台となります。 この新工場ではJatco CVT8とJatco CVT8 HYBRIDの二機種を生産します。Jatco CVT8は、北米市場では日産アルティマやローグ(エクストレイル)など、Jatco CVT8 HYBRIDは日産パスファインダーハイブリッドに搭載され、同社の最新型環境対応トランスミッションとして、いずれも好評を博しています。
ジヤトコの初の海外生産拠点として2005年にCVTの生産を開始して以来、ジヤトコメキシコはすでに累計500万台以上のCVTを生産しており、グループ全体の累計生産台数の約4分の1を占めています。「2020年までに世界No.1のオートマチックトランスミッションメーカーになる」というジヤトコグループの目標を達成する上で、今後もジヤトコメキシコの重要性はますます高まっていきます。
ジヤトコがメキシコ、アグアスカリエンテス州に第二工場を設立したのは、レベルの高い技術者の雇用が確保できること、メキシコの良好な経済状況、多くの自動車関連企業が、同州に積極的な投資を行っていること、などの理由からです。
ジヤトコは、お客様であるOEMメーカーに近いところで、市場のニーズにタイムリーに応えながら生産を行うため、グローバルな供給体制を整えています。この新工場はメキシコ、アグアスカリエンテス州にある日産の第二工場の近くに立地しており、株主でもある日産自動車との関係を強化する上で重要な役割を担っています。
またメキシコ第二工場では、着工から生産開始までの19か月間、従業員に対する広範囲なトレーニングを実施しており、生産開始と同時に、高品質なCVTを生産することができます。
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